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陽だまりのねごと

皇后美智子さまのうた 安野光雅著 

2014年10月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






安野光雅美術館で皇后さまのうた展をやっていた時に購入。
やさしい安野光雅の絵とうたとをじっくり観てまわり
館を出る時は、しっかりこの本を抱きしめていた。

皇室の方は素直に自分を吐露できないんじゃないかとか、
短歌の大家のお手が歌には入っているんじゃないかとか、
邪推と偏見が歌を感じればすっと消えた。

反戦を口にし子を思う気持ちが溢れ
すっかり皇后さまの歌のファンになった。
昨日、お誕生日とのこと。
ふたたびページをめくってみた。

少し歌を置いておこう。


戦なき世を歩みきて思ひ出づかの難き日を生きし人々

笑み交わしやがて涙のわきいづる復興なりし街を行きつつ

君とゆく道の果たての遠白く夕暮れてなほ光あるらし

初夏の光の中に苗木植うるこの子供らに戦あらすな

風ふけば幼き吾子を玉ゆらに明るくへだつ桜ふぶきは

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