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雑感日記

亀倉雄策さんに会えた 

2014年10月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 
★昨日、朝早くNHKで 『あの人に会いたい』 の再放送をやっていた。
登場人物は 『亀倉雄策さん』 その名前を聞いたのは50年も前の話で、私の記憶の中に強烈に残っているのだが、お顔を拝見したのは初めてなのである。
番組の途中から、動画に収録すべく寝床から飛び出して、撮った動画である。
その動画の名前を『亀倉雄策さんに会えた』とした。
 

 
★亀倉雄策、 東京オリンピックのポスターのデザイナーとして有名である。
もう50年以上も前の話だが、
私はカワサキの単車事業部再建の一つの条件と日本能率協会が提言し新しく創設された『広告宣伝課』を担当していた。
事業の総売上高が10億円と言う時代に、当時の川崎航空機の本社開発費として年間1億2000万円もの膨大な広告予算を持っていたときである。
 
       
 
当時は未だ、『カワサキ』のロゴさえ決められていなかったそんな時代、新しい広告戦略実行の上で、『カワサキのロゴの決定』は、一番最初にやらねばならぬ最優先事項だったのである。
担当していた広告代理店大広から、『カワサキのロゴ決定』のためのデザイナーとして、
『オリンピックのポスターのデザイナーの亀倉雄策さんに頼みましょうか?』
と言う話が来て、今まで考えたこともない1億2000万円もの膨大な予算を持っているので、『そうしよう』と言うことになったのである。
そして、その見積もりとして戻ってきた金額が『7000万円』と聞いて、ビックリ仰天して、お断りしたと言う出来事があって、『亀倉雄策さん』をよく覚えているのである。
 
「カワサキ」という単なる4文字を創るのに、なぜそんな大金が要るのか?
常に『コスト』から価格を考えるメーカーの世界と、
常に『使われる効果』から、その価格設定を考える広告業界の考え方の差を思い知ったのである。
 
この『カワサキ』というロゴは、将来広告のすべての場面に使われる「基本的なもの」だから、その効果と言うか、使われる機会が最高に多いので、こんなに高価に成るのである。
例えば、『同じスター』を1日拘束して、写真などの撮影会をやった場合でも、『1日幾ら』のコストではなく、
それを雑誌に使うのか、新聞にも、或いはテレビにもと言う使い方で、その契約金額が異なる世界なのである。
 
★こんな『考え方』の差というか、『コストからの発想ではナイ、効果から考える』このスタンスは、
その後の私の生き方なり、発想の仕方の巾を大いに拡げてくれたのである。
そう言う意味で、『亀倉雄策さん』は忘れることの出来ない人だったのである。
確かに、広告の世界でも実業の世界でも『ブランドイメージの高質化』は、何ものにも代えがたいベースになるものである。
 
       
 
コレも亀倉雄策さんの作らしい。
NTTさんも、1億円ぐらいかけたのだろうか?
その後トヨタや、ダイワハウスなどの、ロゴの変更を見るたびに、大きな額が動くのだなと思うようになった。
 
コストからの発想は、解り易いが間違いも多くあるのではなかろうか?
人は『人件費』と呼び、ある意味『コスト』だが、
人をコストと見る限り、オモシロイことは出来ないと思っている。
 
こんな『亀倉雄策さんの1件』から、私の発想は変わったと言っていい。
そう言う意味では『大恩人』なのである。
なのに、亀倉雄策さんの写真すら見たこともなかったのに、
昨日は、NHKの早朝の番組で、亀倉雄策さんにお会いできたので、その番組の途中からだが動画に撮って残したのである。
 
                  
 
           
 
その動画からも、予想以上に大きく、強い亀倉雄策さんを見せて頂いて、久しぶりに感動しているのである。
 
 

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