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卒業 

2014年09月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「卒業」。
BSジャパンで2014年9月12日(金)20:00〜の放送。

”卒業して以来ずっと、何だか素直になれない。
一種のゲームみたいだが意味がない。
何か間違ってるんだ。でも誰のせいでもない”。

優秀な成績で大学を卒業しロサンゼルスの自宅に
戻ったベンジャミン(ベン/ダスティン・ホフマン)。
彼は祝賀パーティで父親の友人の
ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト )に
誘惑され逢瀬を重ねることに。

いや〜!
私はこの当時36歳のアン・バンクロフト が
ベンを誘惑する蠱惑的姿態のシーンが
強烈に印象に残っていますね。

愛のない不毛な関係に悩むベン。
”ここに来るのはまったく退屈だからだ。
こんなことは最低の経験だ!”。
”私は最低だと言うのね”。
”やめてくれ、傷ついたふりは”。
”傷つけたいんでしょ”。

だが彼女の娘エレーン(キャサリン・ロス)と
久しぶりに再会し、愛し合うようになる。
いわゆる三角関係になったベン。
エレーンがベンと母親の関係を知り破局へ。
エレーンを諦めきれないベンは、
エレーンが結婚すると聞き純愛に目覚めた
ベンは教会へ行き、花嫁を奪い逃げ去る。
そうです、このシーンがベンの「卒業」です。

長距離バスに飛び乗った二人の表情から
笑みが消え、何とも言えない複雑な表情が
彼等の未来を暗示しているようです。

制作当時(1967年)のホフマンは30歳、ロスは27歳。
日本公開が翌年の昭和43年。
皆さんも出演者と同年代だから、
共感する場面が多かった青春恋愛映画でしょうね。

私はサイモン&ガーファンクルが唄う、
『サウンド・オブ・サイレンス』、『ミセス・ロビンソン』
『スカボロー・フェア』のメロディは
映画を見ると同時に耳でも見るのだと思ったことでした。

特に『サウンド・オブ・サイレンス』はいいですね。
意味不明の「沈 黙の音」というタイトルに歌詞。
ベンの複雑な心情を象徴するシーンに流れるメロディ。
この曲が流れる時にベンの心模様を察して下さい。

Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence

こんにちわ暗闇君、僕の古い友人。
また君と話しに来てしまった。
その訳は、ひとつの幻想がやさしく忍び寄ってきて、
僕が眠っている隙に一粒の種残していったからだ。
そしたらその種が僕の脳の中で大きく成長し始めたのだ。
だけど幻想はまだ沈黙の音の中でじっとして
動かないままでいる。

どういう意味でしょうか。
"vision"が”seed"を頭の中に残していった。
種は大きくなっていったが、”vision"はまだ
目を覚まさない。
答えは後半の歌詞にありますね。
まぁ〜、内容はさておいて歌をお楽しみ下さい。

エンドロールに流れる『Scarborough Fair』も
英国の伝統的バラード。

Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme,
Remember me to one who lives there,
For she once was a true love of mine.

スカーバラの市へ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、
そこに住むある人によろしく言ってくれ、
彼女はかつての恋人だったから。



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女心

yinanさん

SOYOKAZEさん、おはようございます!

そうですね。残された花婿のことは考えていませんでした。
エレーンが何故、ベンを選んだのか理由を聞いてみたいですね。
女心と秋の空?女ごころは不可解です。

2014/09/12 07:45:29

おはようございます!

yinanさん

タンポポさん、
この映画の主役を探していたニコルズ監督は
オフ・ブロードウェイで独り芝居を熱演していた
ホフマンを見出して抜擢したそうです。
この映画の主役は当初、レッドフォードだったそうで、
監督は178cmのレッドフォードより、
166cmのハンサムでないホフマンを選んだようです。

トラさん、
エンドロールに流れる曲はY-tubeで確認しました。
仰るように「Sound of silence」でした。
私のデーターブックを書き直します。

ベンが「卒業」するシーンは教会でエレーンを奪い去り、
十字架をかんぬきにして追っ手を教会に閉じ込めて
逃げ去る場面がそうだと思いましたが、
トラさんの言われるようにラストシーンもそうかも
しれませんね。

明かりさん、
カラオケで歌う、明かりさんを見てみたいです。
英語の歌って難しいですよね。

「ミセス・ロビンソン」はこの作品のために書き下ろした曲です。
映画の成功で彼らの歌も大ヒットしました。

2014/09/12 07:44:08

私は

さん

この映画は観ていませんが、花嫁を協会に行って奪い取るシーンは有名で、ずっと、この二人はよいけれど、残された花婿さんは気の毒だなと思っていました。

息子の結婚式は無事お開き、ほっとしましたよ(笑)

2014/09/11 19:01:21

yinanさんへ

さん

映画の内容は皆さまに任せて。
私、これらの歌全部、カラオケの持ち歌なんです、
英語の歌の中でも。
the sound of silence の深い意味は分からないですね、
哲学的と言うか。
Mrs.Robinson はギターの運びがだ―い好き。
Scarborough Fairも歌いやすいですが、冒頭に香草の名が
いろいろ出て来ますね。
曲調が少し暗いのですが、「終わった恋」ですものね。

2014/09/11 18:57:41

私の記憶では・・・

さん

yinanさん、こんばんは

映画のエンドロールに流れる曲は、「サウンド・オブ・サイレンス」では無かったでしょうか?

今夜、確かめて下さいね

ちなみに、ラストのシーンですが・・・

※ 表示の都合で、上下を入れ替えました。こちらが先ですm(_ _)m

2014/09/11 17:13:57

続きです・・・

さん

ウェディングドレスのままのエレーンと普段着のベンジャミンが手に手を取って道へ飛び出し、通りかかった路線バスを停めて飛び乗ってしまいます。

そしてバスの一番奥の席に座り、安心した二人は無言で見つめ合って微笑み、ハッピーエンドとなるわけですが・・・。、

ニコニコしていた若い恋人たちは、すぐにすこし大人びた表情で、まっすぐに前を見つめます。
この瞬間が、彼らの「卒業」なんですね。
そして笑顔が消えたタイミングで「サウンド・オブ・サイレンス」が流れ始めます。

真顔になった二人の、セリフもなくカメラ位置を固定したままの数十秒長回しのシーン、良いですね。
ここではギターと歌だけで1コーラス。

次の場面では、走り去るバスの後ろ姿となってエンドロールに繋がるのですが、そのシーンへの切り替えのタイミングで2コーラス目となり、そこからドラムとベースが入ってきます。

私が見たのは、1968年なので、ちょっと曖昧ですが、とても印象に残った映画なので、鮮明に覚えています

2014/09/11 17:09:38

大阪で

さん

従姉妹と観ました。
昔々まだ小娘でした。

誘惑するシーン、教会から花嫁を奪い去るシーン、はっきり目に焼き付いています。

当然ですが、現在70歳代後半の、ダスティン・ホフマンも若かったですね。
昨年だったか、来日した時ビックリしました(^_^;)

2014/09/11 17:09:14

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