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居酒屋兆治 

2014年09月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

今日の映画紹介は「居酒屋兆治」。
BSーTBSで2014年9月7日(日)9:30〜の放送。
原作は山口瞳。

函館の街の小さな居酒屋「兆治」を営む藤野英治(高倉健)。
「兆治」という店の名前の由来は
高校時代ピッチャーをやっていて、
ロッテの村田兆治にあこがれていたからだった。

しかし、肩をこわし、高校を卒業して会社に就職。
総務課長になったが、人員整理が嫌になり退職。
妻・藤野茂子( 加藤登紀子)と小さな居酒屋を営む。

この居酒屋に集う人々の様々な人生模様を
英治を中心して丁寧に描かれています。
監督が降旗康男 で撮影が木村大作ですからね。

この店に飲みに来る人達を数人、紹介しましょう・

精肉店を営む岩下(田中邦衛)は
かってバッテリーを組んだ親友。

英治にいつもからむタクシー会社副社長の河原(伊丹十三)。
憎たらしいけど、彼が言った
”煮えきらねえ野郎だな。てめえんとこの煮込みと同じだ”と
ズバリ核心をついています。

生命保険会社のくたびれた会社員、堀江(池辺良)。
タクシー運転手の秋本(小松政夫)
小学校時代の校長先生で、30歳年下の奥さん(石野真子)を
もらった相場先生(大滝秀治)。
向かいの小料理店「若草」の女将・峰子(ちあきなおみ)と
そうそうたるメンバーが出演しています。
これだけの役者が揃えば見てるだけで楽しいですね。

登場人物はさて置いて、本筋があります。
英治と昔の恋人・さよ(大原麗子)の悲恋の物語。

彼は資産家と一緒になった「さよ」の転落を耳にするが
どうすることも出来ない自分に苛立つ英治。
妻の茂子は、
”人が人を思うことは誰にも止められないわ〜”と
呟くだけだった。

大原麗子は美しいですね。
それもカゲロウみたいな儚い美しさです。
薄幸の美人の言葉そのままです。

さよと英治は互いに魅かれるものの、すれ違い。
何故と言えば相手のことを考えすぎて
本心を相手に伝えられないからですね。
”黙って目を見れば、判る”
”目は口程に物を言う”なんてないですから。

健さんが歌う「「時代おくれの酒場」。
これに映画のテーマが集約されています。
”人が心に思うことは誰も止めることはできない”。

この町には不似合いな 時代おくれのこの酒場に
今夜もやってくるのは ちょっと疲れた男たち
風の寒さをしのばせた 背広姿の男たち
……
この町には住み飽きて 俺の女もどこかへ行った
あいつ今頃どこでどうして どんな男と居るんだろ
夢の苦さを知りもせず 夢を探しているんだろう

ぜひ、Y-tubeで聴いて下さい。
秋の夜長に聞くと、自分の過去を思い出して
心に沁み入ります。



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こんにちは〜!

yinanさん

SOYOKAZEさん、
昨日は仕事でした。仕事の合間にTVを見ていました。
録画しても溜まる一方なので見れる時は見るようにしています。

タンポポさん、
1983年制作なので31年前ですね。
健さんの歌も良かったです。

風香さん、
函館の当時の建物は今も残ったいたでしょうか。
教会みたいな建物は今もあるのでは思ったことでした。
古い映画でいいのは、当時の風景を見られることですね。

2014/09/08 17:08:42

30年前?

さん

タンポポさんのお話で、30年くらい前の作品とか。
その頃の当市の町の様子が見られるかしら。
今は無くなった建物、施設などなど^^

2014/09/06 21:10:32

居酒屋兆治

さん

30年ぐらい前の作品ですね。
懐かしいお名前がいっぱい(/_;)

お登紀さんの酔いどれコンサートで、よく聴く曲です。
しんみりとした曲ですね。
映画はとても切ない感じがしました。

2014/09/06 20:59:55

先日

さん

ギャラリーの風香さんの写真に同じ名前の居酒屋があり、興味を持った所です。
録画したいけれど、中々二時間物は観る時間がとれなくてたまったままです。

2014/09/06 20:07:31

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