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昭和の時代を振り返る-8(昭和7年) 

2014年07月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



      ♪雨の日も 風の日も  泣いて暮らす   わたしゃ浮世の渡り鳥                           泣くのじゃないよ  泣くじゃない  泣けば翼も ままならぬ〜             
                 (涙の渡り鳥 小林千代子 歌 )

【背 景】
昭和7年は世上を震撼せしむる数多くの出来事が起っている。
主な出来事を列記すれば、1月の「上海事変」を皮切りに、3月には「満州国建国宣言」、そして「五・一五事件」である。

そんななか、東京市民を和ませたのは「銀座の柳」の復活である。
先の柳が関東大震災で焼失してからは、東洋のパリにしょうということでプラタナスが植えてあったそうである。

一方、今日ではありえない悲劇も起きている。
それは白木屋デパートの火災(14名死)で、女性がズロースをはいていないため、ロープ伝いの避難をはばかり死ぬケースが出たことである。

以後、和服にズロース着用が普及したのは言うまでもない。
なお、この年は政府が船賃に加え支度金も補助したことでブラジル移民がピークに達している。

【主な出来事】
「第一次・上海事変勃発」    そして>肉弾(爆弾)三勇士<登場
  (海軍陸戦隊と中国の第十九路軍が衝突・・・満州国独立のための陽動作戦か?

1月28日、上海で海軍陸戦隊が中国軍交戦にいたる。この10日前に、上海で日本人僧呂5人が中国人に襲撃され、うち1人が死亡するという事件がきっかけである。しかし、その真偽のほどは?・・・。

この戦いで「肉弾三勇士」が生まれる。当時敬われた3兵士が後に軍神となっている。   
  ♪鋲行鎮の敵の陣 我の友隊すでに攻む  折から凍る二月の 二十二日の午前五時〜

「五・一五事件」   >話せばわかる<
(海軍将校と陸軍士官候補生の一団が犬養首相を襲ったテロ事件)

5月15日、海軍青年将校ら9人が首相官邸に乱入し、犬養首相を射殺した。
更に少し遅れて、別部隊が内大臣邸、政友会本部、警視庁などを襲撃し、地方でも呼応する暴動があった。
世に言う「五・一五事件」である。「話せばわかる」は、乱入した海軍将校らに犬養首相がかけた言葉である。  しかし彼らに通ぜず、当時の流行語となった言葉である

【その他の出来事】
* 坂田山心中事件:慶応大生と資産家の娘が心中。(「天国に結ぶ恋」映画・主題歌がヒット)
* 大東京市誕生:隣接5郡82町村合併。15区から35区。(日本人12人に1人が東京市民)
* ロザンゼルスオリンピック開催:日本から131人参加。(男子水泳6種目中5種目優勝)
* トーキーの登場で弁士たちの職が失われる:紙芝居屋やチンドン屋に転向する弁士・楽士も現れた。
* 赤バイ登場:交通取締用オートバイである。これが昭和11年より色が白色になる。
* トロリーバス登場:京都・西大路四条〜四条大宮間で運行なる。(営業用としては日本初)
* ワイズミュラーの「類猿人ターザン」上演 人気を博す

【歌・映画など】 

<歌>  
 「影を慕いて」 ♪まぼろしの 影を慕いて 雨の日に〜・・・(藤山一郎)歌) 
 「時雨ひととき」 ♪時雨ひととき 時雨ひととき ふる宵の〜・・・(渡瀬春枝) 
 「片瀬波」    ♪思い寄せても 届かぬ恋は つらい浮世の〜・・・(松山時夫) 
 「銀座の柳」   ♪植えてうれしい 銀座の柳 江戸の名残りの〜・・・(四家文子)
  「天国に結ぶ恋」♪今宵名残りの 三日月も 消えて淋しき〜・・・・(徳山・四家) 
  
<映画> 
 「金色夜叉」・「生まれては見たけれど」・「嵐の中の処女」  

などなど 独断と偏見で綴る昭和史である。

つづく 
  

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