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小春日和♪ときどき信州

本・近藤史恵 「さいごの毛布」 

2014年06月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



                 読書備忘録 

        

 内容(「BOOK」データベースより)
幼い頃から自分に自信が持てず、引っ込み思案。家族とも折り合いが悪く就職活動も失敗続きだった智美は、友人の紹介で、事情があって飼い主とは暮らせなくなった犬を有料で預かる老犬ホームに勤めることになる。時には身勝手とも思える理由で犬を預ける飼い主たちの真実を目の当たりにして複雑な思いを抱く智美は、犬たちの姿に自らの孤独を重ねていく。最期を飼い主の代わりに看取る「老犬ホーム」。身勝手な過去とすれ違うばかりの愛情が、ホーム存続の危機を招いて―。『サクリファイス』の近藤史恵が紡ぎ出した新たな感動物語。

 老犬ホームで働き出して智美どんどん変わっていく。

こういうところには犬がたくさん居るのかと思っていたけれどそうでもなく、犬にとっても居心地がよさそうだった。

老犬ホームに面接に行ったときに出てきたのは、派手な柄物セーターに、豹柄のパンツ。場末の喫茶店やスナックのママのよう。もと先生だったというのはおいおいわかるのだけれど、なかなか気風がいい。

いろんな事情でここにやってきている犬達だけれど、送り込むほうはなんと身勝手な!って思うことも書いてある。
子供に死ぬところを見せたくないから引き取ってもらった。って、そこんところ結構大事な事だと思うけれど・・・命

ワンコたちの健気さをみていて、一緒に暮らしていないけれどうるうるきた。
智美の事情がわかっていたからちょっとどうかな?と読んでいたけれど・・・家族といい関係が築けそうでよかった。

犬だって猫だってウサギだって・・・一緒に暮らしていたら・・・家族 

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