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流老記

雪女 

2014年01月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

夕方まで晴れ。

夜半には
雪になるとの予報だが
まだ小雨の状態。

傘がないわけじゃないけれど
帰りたくない、なんて歌があった。

氷雨なら侘しいけれど
小雪なら心が落ち着く。

故郷には雪女の民話があり
小さい頃
雪の季節になると祖父から聴かされ
大雪の日は外に出るなと言われていたけれど
今で言うイケメンだったからかも。

今では
簡単に凍らされる歳と見栄えになったが
若い頃なら
何とか助かったのではないかと
内心では自惚れている。

かつて
冬山の単独行で吹雪に会い
逃げ込んだボロボロの避難小屋で
寒さのために一睡もできなかったことがある。

隙間だらけの小屋では暖を取ることもできず
あまりの寒さにツェルトと寝袋で震えていた。

やがて
幻覚と幻聴に襲われたのであろう
雪女を見た、ような記憶が残っている。

民話の筋書き通りなら
その後に
美しい女が訪ねてきて嫁になるのだが
美しくない女とは何度か付き合うも
雪女らしい美女とは縁がなかった。

今からでも
遅くないんだけどなあ…

あっ、この話をしたから
もうダメかも。



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