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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お酒に呑まれていた頃のこと 

2013年11月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:徒然なるままに

アルコールは嫌いではありません。
ビールを継がれると、「パブロフの犬の条件反射」のようにニコニコしてしまうので、まず間違いないと思います。

人間が、パブロフの犬のように尾を持っていたとしたら、多分、koyampiは、継がれたビールに激しく尾を振ることでしょう。
(「嫌いではない」じゃあなく、好きそのものじゃん!)

最近は、外で呑む機会がめっきりと減りました。

でも、勤めていた頃は、交渉相手との呑み会が多く、呑んでいる間にも駆け引きがあったりして、これは疲れました。
したがって、気心の知れた仕事仲間との呑み会も、輪をかけて多く、連日の午前様に、妻から締め出しを喰ったこともありましたっけ。
チェーンが掛かっていては入れません。

「酒は呑むべし。呑まれるべからず。」とは、お酒道の基本の「き」。
お酒を呑む者、心しなければなりません。

私も、心しました・・・呑むまでは。

そんなわけで、お酒の上での失敗は数知れず。
幸い、呑むと陽気になる「酒」なので、「おいおい」程度はともかく、人にものすごい迷惑をかけたことはないと思います。妻以外には。
(「異議あり」と叫ぶ声あり?」)

koyampi最大のお酒の上での失敗は、唖然とするばかりの出来事なので、とてものことに、ここでご紹介する訳には参りません。

銀メダル級は、まあ、ご紹介しても、妻から叱られることはないでしょう。

金メダル級の大失敗をしてから、二度と失敗はしないぞ、固く心に誓っていたkoyampi、無人駅(当時)の西川越駅を降り、しっかりとした足取りで(あくまでも本人談)家へと足を向けました。

駅構内を出て、市道を渡り、県道方面へ向かおうとした、まさにその時・・・

地面が消えてしまったんです。
何が起こったのか、一瞬分かりませんでした。
きょろきょろと周りを見回すkoyampi。

信号待ちをしていた若い男性二人が、こちらを見て、驚いています。
それはびっくりしますでしょう。
スーツ姿の男が、真夜中の農業用水の中に、戦車兵が戦車から顔を出しているかのような格好で佇んでいるのですから。

市道の脇に、農業用水がぽっかりと口を開けていたことを失念していたのです。

落ちたとき、用水のヘリに顎を軽くぶつけたのか、顎のあたりがちょっとひりひりするだけ。怪我はないようです。
幸い、用水に水はなく、スーツは濡れも破れもしていない。
これなら、平気な顔をして帰っても、ばれることはありません。

金メダル級の失敗から日が浅いので、妻には、とても言えません。

元気に玄関ドアを開け、明るい声で、
「ただいまあ。」

出てきた妻、私の顔を見るなり、
「あれ、あなた、顎、どうしたの?」

「ぎくっ!」

「ん? 何の話? 何でもないよ。」

土ぼこりが付いていたようです。それを拭ったら、それ以上の追及無し。ああよかった。

次の日、現場を確認して、驚きました。
こんな深い農業用水(すでに用水としての機能はなく、道路側溝的な存在。以下では、側溝と表記します。)が、蓋掛けもされず、ガードレールも設置されずに放置されているなんて!

早速、市役所の道路担当課に電話しました。

「あの〜、昨晩、西川越駅を出た先の市道脇側溝に落ちた者なんですけど〜。」

そんな前置き、言わなくてもいいんですけどね、馬鹿正直なもので、つい。

「深さが尋常じゃないんで、危ないと思うんですよ。僕はもう落ちませんよ。ええ、落ちませんとも。」
(分かったもんじゃありません。)

「へえ、そんな深い側溝がありましたか。」
「大人の腰より上まであるんですよ。ぜひ、見てきていただき、何らかのご対応を。」
「分かりました。すぐ確認し、対応策は折り返し電話させていただきます。」

熱心な担当者さんにあたったようです。とても助かりました。

折り返しの電話も早かった。

「見てきました。深いですねえ。ところが、ご近所の人が、用水さらいをするので、蓋をしちゃあ駄目だって言ってるんですよ。」
「なるほど。でも、危ないですよね。深くって。」
「確かに。」
「僕はもう二度と落ちませんよ(またかよ)。気をつけますからね(頼むよ)。でも、子供さんが落ちたら大変じゃあないですか。」
「はあ、そうですよねえ。」
「よろしくご検討ください。」

その晩、西川越駅を降りた私は、側溝にガードレールが設置してあったので、びっくりしました。
市役所、迅速〜、側溝だけに速攻。

もっと仰天したのは、側溝わきの民家のブロック塀が、土ぼこりで汚れているのですが、そこに曲線が描かれていたこと。

何だろう?

何だと思います?

どうやら、私が側溝に落ちたのは、このブロック塀に沿って歩いていたからのようです。
落下し始めた際、無意識に右手が、ジャンケンの「ぱー」状態のまま、ブロック塀に押し当てられたものと思われます。

前進したまま、落下していったので、落下する手の跡が、それはみごとな放物線を描いていたわけです。始点には、はっきりと「ぱー」の形まで残っています。

正の平方根関数 Y=√X をグラフ化したような実に立派な曲線でした。
koyampi、酔っていても数学や物理の探求に余念がなかったんですねぇ。

この後、この失敗談を、よせばいいのにkoyampiは、職場の呑み会などで上機嫌になるとペラペラしゃべるんですから、あきれたもんです。

ガードレールには、「koyaちゃんガード」なんて名前まで付けて。
ジャンケンの「ぱー」そのもの。

ちなみに、「koyaちゃんの『ぱー』曲線」の方は、その後、半年ほど消え残り、私に、毎朝、毎晩、
「酒は呑むべし、呑まれるべからず。」
と語りかけ続けたのであります。



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酒は呑みよう

我太郎さん

笑い話?で済んで良かったですねえ
落ちようによっては大怪我でしょう
私もお酒で失敗は1度だけですが有ります
以後飲まないようにしています
元々飲めないんです

>市役所、迅速〜、側溝だけに速攻

はっはっは、速攻とは、そっこうが上手い

お役所仕事と言われたものですが、こんな仕事してることも有るんですね
すぐやる課なんての話題になったりしたことがありますが、ここかな?

2013/11/14 20:14:07

酒は人生の潤滑油

慶喜さん

koyampiさん、楽しくブログ魅させて頂きました。
koyampiさん良い人ですね『同病相憐れむ』です

でも、私と比較すれば、前頭級ですね!

私も、電車乗り過ごし、その地での宿泊、
駅の階段で落下、タクシーの運転手にお世話に成る
酒の上での失敗は、枚挙に暇有りません。

生きている、後遺症での怪我がしてないのが、不思議なぐらいです、

以前は、飲まない日は無かったですが、勤務が不定期に成ってからは、酒の飲む時間も増え、
若干困った酒依存症状態でした

最近は、『ノンアルコール』ビールに切り替え、
仲間との懇談の時も、何とか『ノンアルコール』
ビールで過ごしています

今でも、飲みたい時も有りますが、幸い頻度は減っています。

2013/11/14 09:43:12

確かに

さん

子供が落ちてからでは 遅いです。
早い対応で良かった。誰かが痛い思いをしないと分からない事ってあるね(^^ゞ

2013/11/13 23:40:09

怪我なく良かった、良かった♪

きらりさん

楽しく、読ませてもらいました。ハハハ

酔ってる時って、怪我しませんよね。

私も二度ほど、通常だったら怪我するのに

酔ってた為にヒラリとかわし、もちろん

記憶にもございませんが、ダーリンの

翌日の顔にびびりまくりました。(_ _;)

2013/11/13 13:07:35

横綱ね

さん

飲んでも その後も。。

みのさんの息子のような人に出会わなくて良かったこと。
奥様 ご苦労様!

2013/11/13 12:11:19

お酒はうれしいですね〜♪

みのりさん

koyampi 58さん

>「酒は呑むべし。呑まれるべからず。」とは、お酒道の基本の「き」。
お酒を飲む者、心しなければなりません。

いい言葉ですね~~♪

現役中はいやでもお付き合いがありますからね

私達の年齢なると ほどほどがいいようです。

私は骨の注射を毎日していますので
アルコールはほとんど飲みません!

2013/11/13 11:28:21

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