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流老記

勲章。 

2013年10月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

台風の進路が南へ逸れ
横浜への直撃はなくなった。

今夜から明日未明に最接近か。

今年の文化勲章に
高倉健さんが選ばれたとのこと。

けれど
似合わないなあ、文化勲章。

何かの番組で
俳優になりたての頃は嫌でたまらなかった、と
言っているのを見たことがある。

当時、俳優とかは
男が一生かけてやる仕事ではない、との
風潮があったらしい。

時代は流れ
俳優や女優は憧れの地位を築いた。

健さんの映画を初めて見たのは
40年も昔
傷心の旅で立ち寄った
裏日本の小さな町の映画館。

行き場がなかったんだろうなあ
3本立ての任侠映画を
全部見たっけ。
それが健さん映画との出会い。

健さん最高傑作の映画は
「冬の華」だと自分の中では決めている。

文化勲章かあ…
やはり似合わないなあ。

健さんも人並みに歳をとったのか
勲章には魅力あるんだなあ。

いえ、自分には
頂く資格がありませんから…
なんて言ったらカッコいいけど
言わないのが
人間らしくて良しとしよう。

勲章はもちろん
優勝とか表彰とかとも無縁の人生だったけれど
年が明けて65歳になったら
よくぞここまで生きてきた
あんたはエライ…
という表彰状でも作り
自分で自分に渡そうかな。



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