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24時間介助の不思議「こんな夜更けにバナナかよ」 

2013年09月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

この本の題名、「こんな夜更けにバナナかよ」。(著・渡辺 一史)
この題名がとても良くて、この題名に出会ったとたんに記憶に残ってしまっていた
ので、本まで読んだような気がしていた。でも、文庫本になった本を拾い読みして、
読んでいない事に気がついた。

この本は筋ジストロフィーの鹿野靖明さんと、彼を支える学生や主婦らのボラン
ティアの日常を描いている。

この本の内容がすごいのは、自分の中にある、「人に頼りたくない」「人の助けを
借りたくない。」という常識がひっくりかえるところだ。それに、内容が濃すぎて
他の読んでいる本の内容が薄く思えてしまうほどだ。また、この本のなかには
多くの新しい発見が潜んでいる。

プロローグから、もう何か自分やその周りの日常と違いすぎて、言葉を失う。
そのプロローグの一部を以下に抜粋。

できないといえば、この人には、すべてのことができない。
かゆいところをかくことができない。自分のお尻を自分で拭くことができない。眠って
いても寝返りがうてない。すべてのことに、人の手を借りなければ生きていけない。
さらに大きな問題があった。

35歳のとき、呼吸筋の衰えによって自発呼吸が難しくなり、ノドに穴を開ける
「気管切開」の手術をして、「人工呼吸器」という機械を装着した。筋ジスという
病気が恐ろしいのは、腕や脚、首といった筋肉だけでなく、内臓の筋肉をも徐々に
むしばんでゆくことだ。

以来、1日24時間、誰かが付き添って、呼吸器や気管内にたまる痰を吸引しなければ
ならない。放置すると痰をつまらせ窒息してしまうのである。

「なんでコイツ、24時間介助されてて狂わないんだろって、みんなが不思議がる
わけさ。そこでいろいろと発見が始まる。―――――不思議発見だね」
身動きできないベッドの上で、鹿野はそういって愉快そうに鼻を鳴らす。

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