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あっかとバイ
2013年08月23日
テーマ:テーマ無し
長崎のわらべ歌
あっかとバイ カナキンバイ
あっかとバーイ カナキンバイ
オランダさんから もろたとバーイバイ
長崎のじげもん(長崎人)に伝わるお正月の歌です。
昔は「赤っとばい、のんのかばい、オランダさんから、もろたとばい」と歌われていたこともあります。
のんのか(美しい)という言葉が金巾(かなきん)に、いつしか変わっていったのでしょう。
金巾とは昔、舶来の赤や白の綿布で、着物の裏地や卓上ナプキンに使っていたようです。
日本は、お正月が現在の太陽暦に変わる明治六年までは、月の満ち欠けを基準とした太陰暦(旧暦)で
年中行事を行っていました。
しかし、長崎には江戸時代から太陽暦の一月一日に新年を祝う人たちがいました。
人々がオランダ人と呼んでいた外国人たちです。
この「オランダ正月」には新年の宴会が開かれ、オランダ商館に出入りできた人たちが招かれました。
招かれた人はめいめい、白金巾のナプキンをひざの上に広げ、目を丸くして卓上に次々出てくるフルコースの洋食を
お皿でいただく貴重なお正月の宴(うたげ)を楽しんでいたようです。
晴れ着を着た丸山の遊女や禿(かむろ=遊女に使える少女)らのお酌に、踊りとにぎやかな宴が元旦中行われ、
長崎の人たちはせん望のまなざしで、オランダ人からもらった物や宴会のことをうわさしました
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