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流老記

煙のような人生… 

2013年05月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

快晴とまではいかないまでも
晴れの一日。

何をするでもなく
一日呆けていた。

きょうの歩数700歩が
それを証明している。

押し付けられた
原稿依頼のメールを開く気にもなれず
見て見ないふり。

九州の実家へ都落ちした
かつての仲間とメールでやり取りしたり
青山のデザイナーとメールしたり
何やってんだか…

煙草を買いに出る気も起きず
シケモクで過ごす。

シケモクといえば、
つま楊枝は必需品である。

昔々、
アパートに初めて来た女の子が
机の上に並べておいた
つま楊枝の刺ったシケモクを見て
変わった内職してんのね、と言ったとき
ああ、お嬢様なんだ、と気付いた。

案の定、長続きはしなかった。

子供時代
まだ男尊女卑が色濃かった田舎育ちだから
煙草を吸うのが一人前の男なんだと刷込まれ
いまだにそう思い込んでいる。

まだ未成年だった頃
復員親父の宝物に
恩賜の煙草があった。

無断で開けると
菊の御紋が一本づつに入っていて
それはもうカビていたのだが
吸ってみたらピースの味がした。

そのあと
怒り狂った父親の
鉄拳制裁の痛みはもう忘れたが
あのカビ臭いピースの味は
50年過ぎた今でも忘れない。

まさか
煙草の包装紙に
命の危険がありますよ、なんて
刷り込まれる時代になるとは
あの当時
思いもしなかったぜ。



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ありがとうございます。

根無草さん

いえいえ
いつもご来室くださって
ありがとうございます。

だんだん
ひとりよがりな昔話ばかりになり
すこ〜し反省してますです。

2013/05/27 08:48:28

つきまとう猫。

さん

「また、猫か」


今そう呟いたでしょうね。

根無草さんの昔話は勉強になります。御紋入り煙草だなんて…貴重ですね。それは鉄拳制裁に値しますよ。

合法麻薬に御紋…しかもカビ付き。
どんな味だったんだろう…

なんて知りたくもないですが…

2013/05/26 22:53:59

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