メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

昭和2年生まれの航海日誌

メジロで回想にふける 

2013年02月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 サンデー毎日「一番の春みつけた」
 なんて素晴しグラビアだろう。
こんなシャッターチャンスは滅多にあったものではない。

 地上天気図(13日21時)をみると、本邦は移動性高気圧に
覆われ、晴天、無風、寒さも和らぎそうである。

 外に出よう。メジロを撮ってみる。
 寒椿の下の皐月の植え込みに身を隠した。迷彩服ならいい
のだけれど。

 焦点距離を3mにセットしてメジロを待ち構えた。
 2羽、ときには数羽が飛んでくるのだけれど、5秒と止まって
いることがない。

 止まった瞬間にシャッターを切る作戦に変更した。
 撮ってみると、どだい構図も定まっておらず、手ぶれも甚だしい。

 根気も切らし、諦めて帰りかけた。
 渥美半島か。
 伊良湖岬周辺海域はよく走った。

 恋路が浜 ”椰子の実” ロマンチックな土地柄である。
 でも、そんなところでも悲劇はおこる。

 神島(潮騒)で海浜事故が発生したから「搜索に当たれ」の指令を
受けた。

 ヘリコプターと協力して、公算海域をフルで航走した。
 発見できなかった。

 事故発生後の経過時間、海水温度から推定すると,もはや生存
している可能性はなかった。

 海岸からも捜索してみよう、伊良湖岬へ行った。
 そこには、地元消防団が監視協力をしていてくれた。
団員のひとりが「ここへ流れ着くのですよ}という。

 流速も早いし、一瞬が勝負になる。
 その場を頼み、恋路が浜へ向かった。

 何ほども、歩かないうちに携帯電話がなり、
「揚収した」と連絡が入った。

 遺体を引き取り、協力者に謝礼を述べ基地に帰投した。
 若い女性である。

 悲嘆に暮れた肉親と対面するのが一番辛いときである。
 因果な職についたものだ、と思ってしまう。

 弾の下を潜っているほうがよい。

 菜の花、菜種にしては少し早いか。
 渥美半島のメジロで昔を思い出した。

 夕闇が迫っても煙は真っ直ぐに上っている。


 下弦の月も出ていたが、
なんだか今夜はちょと淋しい。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ