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四千万歩の男(1)?(5) 井上ひさし 著 やっと完読\(^o^)/ 

2013年01月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



四千万歩の男(五) (講談社文庫)クリエーター情報なし講談社

年末年始休暇前、う??んと休める錯覚に陥って
図書館で全巻揃っているのに遭遇。うはうは気分でごそっと借りてきた。
なんやかんや浮き世の義理があったり、活字を追うよりやりたいことが出てきたり
結局、貸出期間の二週間が過ぎてやっと三冊目に取りかかったところ。
読んだ分だけ返して読まない分を再び借りて、やっとこさ全部読んだ\(^o^)/

歩く中毒のアル中としては、伊能忠敬は元祖ウォーキングのような親しみを感じていた。
もう10年以上前になるが、伊能ウォークというネーミングだったか
日本地図を作るために全国を歩いた彼にあやかったウォークイベントが新聞に載っていた。
当時、早期退職した亡夫の友人も参加したと聞いた。
現ウォーキング仲間の70代の人の中にも参加者が居る。

しかも忠敬が測量を始めたのは隠居の年齢になってから。
井上ひさしの言葉を借りると「人生二山説」と言うらしい。
「一身にして二生を経る」生き方を余儀なくされている。
そして、超高齢化社会が来た。


忠敬さんの第二の山にはふんだんにお金が使われている。
しっかり稼いできたかた、もうお金は好きに使って大丈夫という経済状態に
裏付けされて測量旅行が可能であったらしい。
一応、ご公儀の測量隊とのお墨付きを取ったものの、
幕末財政困難なこの時代、日本全国を歩く測量にかかる道具や人はほぼ自腹。
全国や蝦夷地への移動が容易になっている
自由に旅も出来きなかった時代、
このお墨付きはお金でなく必須事項であったろうと推測する。

それから親子以上に歳の離れた内縁の美しい才媛の存在も大きい。
歩くからにはもちろん歩けるだけの丈夫な体も必須。

なんやかんや揃って老後が迎えられるのはそれだけで幸せなではないだろうか。

この五巻、測量の事や四季折々の美しい風景より
実に多くのゴタゴタに巻き込まれた旅にし始終していた。
お上の『新手の巡察使』ではないかとか、誤解を招いて歓待を受けたり命を狙われたり
測量や歩きより他の話がばかり。
まるで水戸黄門。

忠敬は百姓の名代であった事から、常に貧しい百姓の味方。
強きを挫き弱気を助ける。
ここも黄門様みたい。
忍者か工作員か?という美しい女も登場。

おもしろい読み物ではあったけれど、ほんとうの忠敬さんはどうだったのか?
ちょっと消化不良。

ちなみにこれを執筆中に井上ひさしさんは家庭崩壊。
この私生活で人生二山を思いついたと、あとがきに記してあった。

さて、お金ちょぼちょぼ、完全シングル、体調だけは今のところ問題はないワタクシ、
もうひと山をどう生きようか?





     本日の歩数  13,673歩





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