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陽だまりのねごと

どんぐりの木の下に 

2012年12月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



雨が降っていたけれど、朝一番に墓参りがしたくなった。
夫の墓は里山にある。
ぐい〜〜んと上がれるところまで車で上がって、後は徒歩で墓地へ入ってゆく。
山肌に作られた墓地のてっぺんの端っこに夫の墓はある。
いつものウォーキングシューズでぬかるみを登って行った。
墓にどんぐりの木が迫っている。
平成13年に建てから10余年。
どんぐりの枝が墓を覆いそうな勢いで成長している。
私の技量では枝打ちはむつかしい。
誰か頼もうと思いながら時が過ぎる。

どんぐりは私の好きな木。
人はやがて自然に還る。
このままどんぐりに埋もれるのが自然なのかもしれないとも思う。
今回はお供えしても減らない缶ビールは止めにした。

線香は雨の中でもちゃんと着火。煙ってくれる。
仕事納めな事、相変わらず歩いている事、子供たちの事、これから面会に行く姑の事等々
語っているうちに毎度恨み節になる。

なんで置いて逝ったの?
先に逝っちゃってもう!

何を言っても返事はない。
ビールの代わりにつやつやした綺麗などんぐりを拾って供える。
子供たちがちっちゃい頃、お弁当を持っては目的なしのドライブ。
亡夫は迷子になりそうな山奥の辿道を走るのが好きだった。
どこかでどんぐりを拾った日なたの匂いがする記憶がある。

    

亡くなった夫を詠み続けると句集に書いておられる人がある。
だれもおんなじなんだと思える句。

   殿方のどなたを見ても亡夫が勝ち   徳江
                    (きみ)
  

良い事だけしか思い出さないから、どんどん美化されていく。
先に逝ったもん勝ちだ。
忘れて好きに生きよと言い残してくれたけど、
ひとりじゃ何にも本当は前に進んではいない気がする年末。
来年は本当に忘れてやるんだから。





      本日の歩数   15,882歩

   

 



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