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夏の夜の夢 

2010年07月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

ワールドカップが終り、気が抜けている。
無理もない。
延々一ヶ月に渡って、サッカー漬けになっていた。
その間、不規則な生活に陥ってしまった。
常に寝不足であった。


その最たるが、7月12日だ。
未明に決勝戦を見た。
スペイン対オランダ。
キックオフが3:30。
時差の関係で、これがよくない。
身体によくないと、分かっていて、見ずに居られない、私もよくない。


延長戦にまでもつれ込み、決着が着いた頃には、すっかり夜が明けていた。
今さら布団に戻ったところで、どうにもならない。
いつも通りの日課をこなし、その日に予定してあった、芝居見物に行った。
新橋演舞場、11時開演。
もう眠くて眠くて、満足に見おおせた芝居は、一つもなかった。
予約を取る時に、決勝戦と重なることに気付かなかった、私も迂闊だ。
それもこれも、全て、自己責任と承知している。


「あなたは、ワールドカップの試合を、何試合見ましたか?」
あるメディアによるアンケートがあり、「4試合」と答えたのが、
一番多かったそうだ。
えっ・・・
私は言葉を失った。


たったのそれしか、見ていないの・・・
テレビが連日、あれだけ大騒ぎしているのに・・・
私には、その数字がとても信じられなかった。
4試合では、日本の試合を見ただけ、他の好ゲームを、
まったく見ていないことになる。
実にもったいない。


私はと言えば、テレビ放映された試合は、ほとんど見た。
その数は、にわかに思い出せない。
たまたま旅の宿にあった夜でさえ、翌日の旅程を忘れ、これに見入った。


四年に一度のお祭りだもの・・・という頭があった。
遥々現地まで行った、サポーターだっているんだからと、
より酔狂なファンを引き合いに、私のそれを矮小化したりもした。


サッカーは若者のスポーツという印象が強い。
実際スタジアムに行っても、スタンドは若者や子供でいっぱいだ。
周囲を見回して、ああ私が最年長だなと、こう思うことがある。
しばしばある。
しかし、居たたまれなくなったりはしない。
いいじゃないか、面白いものに、年齢は関係ないだろと、
こう開き直っている。


 * * *


NHKが大相撲名古屋場所の、中継を行わないと決めた途端、
ブーイングが起きた。
「相撲中継を楽しみにしている、お年寄りのことを考えてほしい」
こんな声が、多いようだ。
年寄りや障害者など、社会的弱者と言われる人々を引き合いに出せば、
何となく説得力があるからだろう。


私も客観的には、立派に年寄りであるけれど、ちと見方が違う。
(念のために、立派な年寄りでないことは、言うまでもない)
以下は、もしもの話である。
サッカー界に不祥事があって、関った選手達が、出場停止になったとする。
悪いことをやったなら、ペナルティを受けるのが当然だ。
今後起きないように、膿(うみ)を出し切ることも大切だ。


テレビが不祥事を非として、放映しないことに決めたとする。
仕方ないなぁ・・・
私なら、そう思って、あっさりと諦める。
但し、決してサッカーを嫌いになったりはしない。


もう一つ、私には、テレビは便法だとの考えがある。
スポーツは何でもそうだが、本来現場に、
足を運んで見るべきだと思っている。
ついでに言えば、芝居もそうだ。
音楽もそうだ。
ナマがいいのである。
現場の空気を、肌で感じてこその、観戦であり、観劇だと思っている。


名古屋場所の不入りが続いているそうだ。
「相撲ファンなら、行ってやれよな」
私は、もどかしくてたまらない。


私が実際に、名古屋の近くに住んでいて、相撲ファンであったとしたら、
真っ先に駆けつけているだろう。
出場する力士が少ないから・・・
そんな言い訳をするのは、真の相撲ファンではないと思っている。
その気になりさえすれば、力士なんか、いくらでも見られるではないか。
中入り後だけが相撲ではない。
時間さえ許せば、相撲は前相撲から見るものだと、私は思っている。


 * * *


Jリーグが再開した。
早速テレビ放映があり、ガンバ大阪対京都サンガの試合を見た。
やっぱり違うなぁ・・・
つくづく思っている。


それもそうだ。
この間まで見ていたのは、ワールドクラス、
つまりスピードもテクニックも、世界最高峰の、
それも国の威信を賭けた、真剣勝負であった。
見劣りするのは、やむを得ないのだ。


しかしながら、私がこれしきのことで、

Jリーグに愛想尽かしすることはない。
私はサッカーそのものが好きだからだ。
高校サッカーも見れば、「なでしこ」の試合にも、足を運ぶ。
レベルを別にすれば、これらも立派に、楽しいスポーツだ。


一ヶ月に渡って、いい夢を見させてもらった。
「真夏の夜の夢」と言ったところだ。
ワールドカップを戦った選手達にも、貴族や職人、
そして妖精などに似つかわしい顔が、たくさん見られた。


MVPに輝いた、ウルグァイのFW、フォルランなどは、見るからに貴族だ。
スペイン優勝の立役者となった、イニエスタは、典型的な職人だ。
メッシなどの、妖精がまた、たくさん居た。
時差もまんざらではない。
彼らを真夜中に見たことは、夢が膨らんで、かえって良かったのかも知れない。
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