ときのしあわせ

怖い雨 

2012年09月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

九月五日屋根をたたくものすごい雨の音で目が覚めた。
大雨だ! 恐怖感に襲われる。2004年の大水害がトラウマになっているのだ。

私たち三条市の中心を流れる五十嵐川は約約39kmで、日本一長い信濃川と市内で合流して日本海へと流れている。
川は守門の高峰に見守られて蛇行し穀倉地を育てて西の弥彦山に向かう。 普段は悠々と流れる上品な一級河川である。

その上流には鮎、ヤマメ、ウグイ、カジカなど豊富に生息し秋にはサケが一括捕獲されている。

この川には全部で25本の橋があるが、川下の方に我が敬愛する常盤橋がある。橋の上から川をさかのぼる魚を見つけては余念無くたたずんでしまう。

愛するこの川も昔からよく氾濫を起こす。
私の恐怖は1961年の豪雨でこの川が濁流となって常盤橋の一つ川上の新大橋が崩れ家や住民が流されたのを見たこと。 あの凄まじい光景は忘れられない。

その後63年64年、そのあとも3年か4年毎に水害が起きている。

2004年7月13日の豪雨、その年の10月には豪雨に続き大地震に見舞われてしまった。
死者も出て人々は右往左往し、生きた心地がしなかった。 


道路は急流と化し大小物が流れ来てはぶつかりゴミの山を作る。人々は家路につけず助けを待つ。
水が引けばどこの家もゴミの山と泥に埋まっている。

何日もテレビで放映され近隣や遠方からボランテアの方々が集まり、自衛隊の方と合わせて救助活動が行なわれた。
どのくらい感謝した事か。

一日の作業を終えた人々は泥にまみれシャベルを担ぎ足を引くずりうなだれてゴミの山を縫って歩いている。まるで地獄の絵図だ。

昨年3.11の大災害に遭われた東北の方々を思う、津波と原発に遇うとは如何なる事か。また胸が痛む。只ただ一日も早い復興を祈るばかりで何も出来ない自分が悔やまれる。どうぞ災害が起きません様に。



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