つれづれに

歩く 

2012年08月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

河野裕子の第九歌集「歩く」を読み終えた。
この歌集で若山牧水賞と紫式部賞を受賞している。

河野は乳がんになって身に染みたのは「歩く
ということであった。歩く 唯歩く。それは人間の
最もシンプルな体の働きである。」と書いている。

そしてこの第九歌集は「歩く」を表題にした。

人間は若いうちは五体満足が当たり前だと
思っているが、段々老いてくるとあちこち不調が
出てくる。

病気をするとその不調が顕著になる。

私ももっとも恐れているのは歩けなくなることだ。
歩けなくなった時が死ぬ時と思っているが
そううまくもいかないようだ。

歌集はじっくり読むもので私のように半分
いねむりしながらでは、歌の良さなどくみ取れない。

しかし心に沁みる歌はある。
やはり文語体で書かれたものより口語体に近い方が
ストレートに胸を打つ。

歌人は物を良く見、良く考えている。

扱ひにくく
なりゆく身体と
付き合ひて
短日暮れゆく
茶の葉ほろろ

さびしい色の
朝顔の花を
育てつつ
いつか本当に
ひとりとなるのか

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