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小春日和♪ときどき信州

本・重松清 「季節風 夏」 

2012年08月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



                      読書備忘録 

             

 内容(「BOOK」データベースより)
転校が決まった“相棒”と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、二人の夏「終わりの後の始まりの前に」など一瞬の鼓動を感じさせる「季節風」シリーズの「夏」物語。まぶしい季節に人を想う12篇を収録。

 やっぱりいいお話。そっか・・・と。

親知らず / あじさい、揺れて / その次の雨の日のために / ささのはさらさら / 風鈴 / 僕たちのミシシッピ・リバー / 魔法使いの絵の具 / 終わりの後の始まりの前に / 金魚 / べっぴんさん / タカシ丸 / 虹色メガネ

あじさい、揺れて・・・息子が亡くなってそのお嫁さんが再婚。挨拶に来て帰っていく時、孫ともお別れ。タクシーが角を曲がってから、笑顔が泣き顔に変わった。

そうそう、そんなことがあったのを思い出した。
息子の友達に弟が出来て、赤ちゃんのお世話に来ていた九州のおばあちゃんが帰ってしまう時・・・バスが来るまではしゃいでいたのにバスが来たとたん静かになっちゃった。
でもすぐに元通り元気になっておばあちゃんにバイバ〜イ。
おばあちゃんはバスの後ろまで来てずっと手を振っていて、彼もちぎれちゃうんじゃない?ってくらいジャンプしながら振っていた。
なのに、バスが角を曲がって見えなくなった瞬間、声をあげて大泣きした。本当はお母さんにぴったりくっついて泣く所、おかあさんは赤ちゃん抱っこしているから、まっすぐ突っ立って泣いていた。
泣き止むのを待って、我慢していて偉かったね、〇君泣いちゃったら、おばあちゃん帰れなくなっちゃったよね。と言ったらウンウンとうなずいていた。彼はその時5才。

風鈴・・・205号室の新婚さんがつるした風鈴 「絶対に幸せになれます、なれるんです、あの部屋にはまだたくさん使い残しの幸せがありますから」
オーストラリアのお土産の小さなコアラのぬいぐるみだけが帰ってきた。

金魚・・・「もしも」の話を言い出せば、きりがない。いくつもの分かれ道のどこか一つが違っていれば。切ないよね。金魚を川に流して、いつまでも手を合わせていた。

タカシ丸・・・タカシは35才でとまったお父さんの名前

四季のうち夏ほど「終わり」の似合う季節はない。。。あとがき

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