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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

感動のひととき 

2012年06月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 
昨日は一日中雨が降った。一時激しく降るときもあり梅雨入りも納得の一日となった。そんな日に、私たちはY家の家族を迎えランチを楽しんだ。降りしきる雨に打たれる緑の森も美しい。
久しぶりの妻のテーブルコーディネートは、緑に輝く草花たちが中央で主役を演じている。
赤い五味子酒の食前酒でスタートしたランチは、いつものように楽しい一時だったが、私には、一昨年と昨年、妻が作った山葡萄酒ウチュウの飲み比べがたまらなく嬉しかった。期待していたアキグミ酒は、少し若く、もう少し熟成させることにしたことが、少し心残りだったが、久しぶりに、妻の口がなめらかに滑り、得意のウチュウ節は強い雨を忘れさせた。
 
そして今日は、曇りがちながら雨は降らず、夕方には日が照り始めた。3連休後の日曜日は、多くのキャンパー達で賑わっていた。帰路、駐車場へ向かう時、北西の空には青空が見えたが、振り返って浅間山の方角を見ると、真っ黒い雲が迫っていた。きっと軽井沢は雨だったに違いない。
 
森の中に沈む夕日を見ながらの食事中、私は西側の窓を開けた。姿は見えないがイカルの美しい声が響く。しばらくの間イカルの独演場となった森は、キラキラと光る木洩れ日を浴びながらかすかに揺れていた。それは、まるでイカルの美声にあわせて踊っているようにも見える。しばし、箸をとめて森を見つめていると、夕日はオレンジ色に変わり、ゆっくりと降りていく。
そして、遠くでカッコーが鳴き始めた。なんというひとときか。私は、震えるような感動を覚えた。
 
 

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