メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

ZRX1200S城

上田宗箇、隠棲の地と遺髪塚 

2012年04月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

上田重安(宗箇)

尾張国愛知郡星崎に丹羽長秀の家臣・上田重元の子として生まれる。

10歳の時に父重元が亡くなり、祖父重氏に育てられました。


元服後は丹羽長秀の元、各地を転戦し天正十年(1582)本能寺の変後、明智光秀への関与を疑われた津田信澄の首を挙げ、翌年の賤ヶ岳の戦いの後に越前国に1万石を与えられて

大名となりました。



豊臣秀吉により丹羽長重が減封された後、秀吉の家臣になります。
秀吉の正室ねねの一族杉原家の娘を嫁がせ、秀吉がじきじきに媒酌しています

天正十五年(1587)九州の役、同十八年(1590)の小田原征伐、文禄元年(1592)には
朝鮮出兵に従軍、武功を重ねる傍ら古田 織部(ふるた おりべ)に茶道を学びます。



文禄三年7(1594)に豊臣姓を賜り、従五位下・主水助に叙任されました。



関ヶ原の戦いでは西軍に属し敗戦。
丹羽長秀の嫡子長重が西軍に荷担したため、上田も西軍に荷担しました。

合戦には間に合わず、西軍の敗北を知ると、直ちに軍を解き、摂津兵庫の杉原長房の地に隠棲し、この時宗箇と号しました。

領地を没収されて摂津国に流遇し剃髪しました。

しかしその後蜂須賀家政に請われ、客将となり、阿波の徳島に移住。
この間に家政の依頼で徳島城表御殿庭園を作庭しています。




姻戚であった紀州藩主・浅野幸長の家臣となることで1万石を与えられ、徳川家康の許しもえ、還俗します。

和歌山では和歌山城西の丸庭園、粉河寺庭園を作庭しています。

大坂の陣では徳川方で出陣し、敵方の大将の一人である塙直之の首級を挙げるなど戦功を立て将軍徳川秀忠および大御所家康から激賞されました。

元和五年(1619)浅野氏が和歌山藩から安芸広島藩移封に伴い広島の地に赴き、
広島県西部に一万七千石を領有し、広島藩家老になりました。

娘が嫁いだ先の一番家老の浅野左衛門佐が任地(三原か三次か)の問題で
藩主浅野長晟(ながあきら)に上意打ちに合うなど長晟(ながあきら)への不信からか
自分の領地でもある静かな田園風景が広がる浅原(廿日市市浅原)にて約3年、お茶三昧の隠棲生活を送りました。



気さくな宗箇は、村人からは、『そうかさあ』(宗箇さん)と呼ばれて親しまれ、素朴な村人とふれあう穏やかな日々を送り、心が癒された浅原生活であったようです。

浅野藩主がわざわざ隠棲地の浅原まで出向き宗箇に帰参を促され、広島に帰還することとなり、宗箇と村人は泣いて別れを惜しみ、村人総出で見送ったと言われてます

浅野家の別邸縮景園、請われて徳川家の名古屋城二の丸庭園の作庭をしました。


嫡男が将軍家の直臣として仕えることとなったので、次男の重政が広島藩浅野家の家老職を相続することとなり、その子孫も藩士として続きました。


慶安三年(1650)5月30日、重安は88歳で没しました。









上田宗箇が愛飲していた『岩船の水』


『岩船の水』からの風景


少し離れたところにある「お手形の池」
水は無く、道路が横切り往時の面影はありません。
案内も無く、ここを見つけるのも難しいでしょう。
三年間住んだとされる草庵も道路になってしまい跡形もありません。


************************
近くの亀山神社

樹高22m、幹周り3,4mのツガの木
広島県下樹種別六位の木です。


太い幹

拝殿


絵馬が一杯です。 三十六歌仙かな?

本殿


佐伯地区に元禄時代の山門があるというので見に行きました。
教覚寺

教覚寺 鐘楼門

境内から

本堂


*****************************************
大野まで下り宮島の対岸を走りました。
前にSS500を二台積んだトラックが・・

ノーマルっぽいです。

**********************************

上田宗箇遺髪塚

宮島対岸の小山ですが、頂上部が上田一族の墓所となっています。
この看板には、嫡男重政の死を悲しみ20日断食し命を絶ったとあります。


ここを登って行きます。


中腹から宮島を見る


墓所らしい雰囲気になってきました。


一族の墓の前を通り奥に進みます。


配置図


さらに登ります。


上田宗箇 遺髪塚

遺言により火葬された骨は槌で砕かれ、宮島の対岸大野の串山の麓から早瀬の海に流されました。


後には夫人の墓があります。


この場所が上田宗箇の遺髪塚とは知りませんでした。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ