キクさん

「新・かぐや姫」（作・キク）
あるところに、竹取翁(たけとりのおきな)と呼ばれる貧乏なおじいさんがいました。いつものように竹を取りに山に行ったおじいさんは、光る竹を見つけます。恐る恐る竹を切ると、竹の中には小さな女の子が座っていました。

2023/04/18 07:11:53

キクさん

わああ！化け物！おじいさんは腰を抜かしてしまいました。しかし、女の子は平然と「私を連れて行って育てて下さい」と、言うのでした。そこで家へ連れて帰って育てることにしました。子どものいないおばあさんは大喜び。女の子に「かぐや姫」と名付けます。かぐや姫は見る見るうちに美しく成長していきました。また不思議なことに、かぐや姫と暮らすようになってから、おじいさんが山へ竹を取りに行くたびに光り輝く竹がありました。その中にはたくさんの小判がありました。おばあさんは
「これは誰かが落としたものではないですか？」と心配しました。しかしおじいさんは「なあに、かまわん」と小判で勝手に酒を買って来て飲んでいます。おばあさんは顔をしかめましたが、「神様、ありがとうございます」と、神様にお礼を言いました。そしてかぐや姫のために綺麗な着物を誂えてやるのでした。

2023/04/18 07:13:46