キクさん

（第1話から続きます）
こうして浦島太郎は再び亀に乗って陸へと戻りました。しかし浜辺に着くと様子が変です。風が冷たいので身震いしました。回りを見回していると、
「あっ！太郎さんだ、太郎さんだ！生きてた！」走り寄って来たのはフキです。
「フキちゃん！」
「太郎さん、皆で探してたのよ！３か月も行方知らずで。あなたのお母さん、今うちに連れてきて面倒をみているの」
「３か月？そんなはずは…だがこれはもう秋の終わりだな」
「だけど良かった、太郎さん！」
フキが泣きながら自分の胸に顔を埋めて来たので、浦島太郎は玉手箱とサザエを浜に置き、彼女を抱きしめました。
フキの家に行くとフキの両親と浦島太郎の母親が一斉に
「無事だったか！」
「どこにおった？」
浦島太郎としては正直にあったことを話すしかありません。乙姫と竜宮城。素晴らしいもてなしを受け、開けてはいけない玉手箱をもらったこと。１日しかいなかったのに陸では３か月経っていたことも。でも信じてもらえるのだろうか。
…最終回に続きます。

2023/02/12 21:28:06

onさん

玉手箱
どないなるんやろな〜？

2023/02/13 08:08:31

キクさん

onさん、onさんがもし「開けてはいけない玉手箱」を貰ったらどうしますか？
キクだったらこうします…
最終回をお待ち下さい。

2023/02/13 08:17:22