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トラのミステリな日常

お墓参り 

2023年12月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

今日は、亡き妻の祥月命日なので、お墓参りに行って来ました。
妻は、平成28年12月4日3時2分に息を引き取りました。

この日は、私の63歳の誕生日でしたが、妻の命日になってしまいました。

ちなみに、私の誕生日は、昭和28年12月4日です。
昭和から平成と時代は変わっていますが、同じ数字が並んでいるのは、何かの縁なんでしょうか…?

という事で、誰も私の誕生日を12月4日に祝ってくれないのです(笑)

ところで…

思い返せば、平成28年12月4日の朝6時頃、妻と一緒に入院先の病院から帰って来ました。

その少し前…
4日の0時2分に、それまで静かに寝ていたはずの妻が、急に起き上がり、
「Kちゃん(私のこと)、お誕生日おめでとう」
「有り難う。退院したら、一緒に食事に行こうね」と私。
「いままで私のわがままを聞いてくれて有り難う」
「何を言うねん」
「私、甘えてばかりやね。ゴメンね・・・。なんか『愛と死を見つめて』みたいやね(笑)」
最期の会話でした。

1時と2時過ぎに
「水が飲みたい」と言うので飲ませてあげました。

3時前に、「みず…」と言うので、口元に水差しを持っていきましたが、今度は飲んでくれませんでした。

声をかけても何の反応もしめさずに、私の腕の中でぐったりしています。

すぐに当直医が駆けつけ、「3時2分、ご臨終です」と言われました。

今日で8年になりますが、昨日の事のように情景が浮かんで来ます。さながら、どこかで見た映画のワンシーンのようでしたが、私の腕の中で静かに息を引き取ってくれたことで、彼女に取っては良かったのかもしれません。

いつの日か私は、誰にも看取られずに、一人寂しく死んでいくんだろうなぁ…と思っていますが、せめて、彼女の13回忌までは、頑張ってお墓参りだけは続けて行きたいと思っています。(合掌)



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