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たかが一人、されど一人

空気の怖さ 

2023年09月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 今朝一番に気付いたが我が門前に鳩の死骸が落ちていた。誰かが投げ捨てていったなら仕方ないが、不吉な予感がして慌てて片付けた。明日燃えるゴミとして火葬に付すつもり。昔作家の山本七平氏が「空気の研究」を発表して評判になったので読んだ記憶がある。発売は昭和52年だから45年以上も前のこと。記憶も定かではないが、戦前の日本が軍部に引きずられた原因は人物を特定することが難しく、国民全員が空気に支配されて、神国日本と鬼畜米英に陥ってしまったことを解説していたようにおぼろげに思っている。山本氏は日本国民の特質みたいに書かれていたと思うが、冷静に考えれば集団行動を惹起する空気は万国共通で、これをうまく創造できればどこであれ、効果は絶大だろう。当時広告屋だった小生には考えさせられる1冊だったと思う。最近の芸能事務所を回る一連の騒動を見る限り、どうしてもこの空気の怖さが思い知らされる。イギリスの放送局BBCが火をつけた今回の騒動は、あげて現在の芸能プロダクションに向かっている。詳しくは知らぬが、何でも故人となっている先代経営者がちょっと変わった性的指向の持ち主で、事務所に所属していたタレントに相当悪さをしたようだ。マスコミが特定している裁判所に直接訴えたり警察に被害届を出した人数は未だ10人程度らしいが、その何倍もの被害者がいることは容易に想像できる。故人が亡くなった時期を知らぬが、どっちにしても被害届の対象を現在の芸能事務所にする知恵を誰が思いついたか知らぬが、大したものだ。BBCに言いたい。「日本のマスコミが問題に鈍感であるのは事実だ。どうせだったら日本政治の金権体質を暴く方策でも見つけて見つけてくれよ。」芸能界に性的マイノリティーが多いのはイギリスでも同じだろう。時折海外でもプロヂューサーのセクハラが問題視されることもあるが、日本でこんな騒ぎを起こしてどうしようと言うのだろう?矢面に立たされた当事者には、親か伯父か知らぬが、何の因果と言えばいいのだろう。先日辞任した経営者、新たにその後を継いだ経営者も大変だ。空気に煽られて燃え盛った火は留まる処を知らぬ。この事務所に所属する現タレントに何の罪があるのか?スポンサー企業も含め冷静さを取り戻して欲しいものだ。

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