Polyglotに憧れて

ジェンダーについて その1(女性問題の原因について) 

2023年08月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 ジェンダーについて その1 少し重いテーマですが、ジェンダーに関して論じてみます。男女間の問題、あるいは、性別を起因とする格差や差別、LGBTの件など。 若い頃、女性差別に関わる問題の重要性をあまり理解していませんでした。人種や民族(ethnicity)に関わる差別とか、宗教が関わる差別とか、同和問題とか、いろんな差別が存在します。その多くは多数派が少数派を迫害する、というパターンが多いように思えます。このような差別や偏見に対しては、自分なりに関心を持ち、自分なりの正義感から、単純に、弱いものいじめは許せない、などと考えていました。 しかし、私の頭の中には、「女性差別」という観点が抜けていました。あるいは、気づいていませんでした。 ある時、ふと思いました。この世に存在する人間のうち、半分が女性で、その多くの人が差別や偏見で苦しんでいるとしたら、これほど大きな問題はない、と。人口の約50%が差別や偏見を受けているとしたら、これ以上に重大な問題などあるでしょうか。 これほどまでに影響の大きな問題が、何故か非常に長い間、あまり真剣に取り上げられることなく、放置されてきたとしたら、その原因はどこにあるのでしょうか。 この問題は、日本だけに生じていることではありません。世界中で起きています。現代社会だけの問題ではありません。おそらく、有史以来、人類の歴史上、延々と継続してきた問題だと思っています。 その原因を一言で表すならば、「あまり気づかれていなかったから」だと考えています。かつての私のように、気づいていなかったのです。 もっと正確にいうと、「男性はあまり気が付いていなかった」ということです。差別や偏見を実施している本人(男性側の人間)が、自分が差別の当事者(加害者)であるという事実を理解していない、気づいていない。 これが根本的な原因だろうと考えています。 ある課題を解決するためには、まず、課題そのものを認識する必要があります。課題が認識されていなければ、誰も解決しようとは思いません。そもそも認識していない課題は解決できません。 歴史を振り返ると、記録に記載されているのはほとんどが男性です。歴史上の有名な人物は、為政者であれ、科学者であれ、思想家であれ、実業家であれ、軍人であれ、ほとんどが男性です。人類の歴史は「性別=男」の人物がリーダーの役割を果たしてきました。 歴史に名を残す人物は皆一角の、立派な人物であったと想像できますが、性別は「男」です。「男」は「女」のことを、あまりわかっていません。理解していない人が多いと思われます。例えば、「男」は子どもを産むことや育てることがどのようなことか、あまり理解していません。体験したことがないからです。私は「男」だから、子供を産んだことはありません。産む苦しみは今ひとつ理解できません。体験していないからです。 人は、自分が体験したことのない事を真に理解することは困難です。 以上の論点から、歴史上の偉大なリーダーは、「女」のことをあまり理解していなかったのではないか、と推測できます。 したがって、歴史上の偉大なリーダーは皆、男性であるが故に、女性への差別や偏見といった課題があることを、そもそも認識していなかったのではないか。私はそのように考えています。だから、これだけの長い間(有史以来)女性問題は解決されなかったのだ。と考えると合点が行きます。 

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