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Polyglotに憧れて
ハルメク V字回復の秘訣 を見て驚いたこと
2023年08月15日
テーマ:テーマ無し
ハルメク V字回復の秘訣 で驚いたこと 最近気に入っているYou tubeのチャンネル「PIVOT」で、「V字回復の秘訣 思い込みを捨てる」というタイトルの番組を見ました。シニア女性向け雑誌の「ハルメク」の編集長 山岡朝子氏と大木優紀氏の二人の対談番組です。山岡さんが転職して雑誌「ハルメク」の編集長に就任し、雑誌の売上を伸ばした経緯をお話しする、という内容です。 5年で売上3倍の秘訣 ハルメク編集長 山岡朝子(前編)スタートアップPRから執行役員になった令和トラベル・大木優紀氏が日々の業務で抱くリアルな悩み・疑問をビジネス界のスターに“悩み相談”しながら成長を遂げるトークドキュメンタリー。今回のゲストは出版不況の中女性誌「ハルメク」の売上を3倍に伸ばした山岡朝子さん ※後編は8/21(月)20時配信予定ですpivotmedia.co.jp おそらく多くの男性は、(私を含め)「ハルメク」という雑誌を読んだことがないと思いますが、約50万部を販売している、日本有数の雑誌です。私は読んだことはないのですが、ハルメクと聞いて、何やらどこかで見たような気がしました。どこで見たのか、すぐにわからなかったのですが、You tubeを見終わった後調べてみると、私の妻が購読していることを知りました。 さて、You tubeの番組で山岡氏が語ったエピソードはなかなか興味深かったのですが、一番驚いたのはアンケートの数です。よく、雑誌についているアンケートハガキ、皆さん書いて送ったことがありますか?ハルメクの場合、毎月3000枚のハガキが送られてくるそうです。全て手書きです。この数の多さには、大木氏も驚いていました。発行部数が50万部とすると、0.6%です。 月に3000枚だと1年で3.6万枚になります。これは我社の宝だ、と山岡さんは言われていましたが、その通りだと思います。読者の反応がダイレクトに伝わります。手書きであるが故に、活字よりも個性が現れますし、場合によっては、書き手のその時の感情が伝わるかもしれません。 発行部数がV字回復した経緯について、詳細は番組をご覧頂くとわかりますが、簡単に言うと、アンケートに記載された読者の声に、真摯に向き合い、雑誌の記事作りに役立てた、と言うことです。このように書くと当たり前のように思えますが、必ずしもそうではありません。当たり前だと思われることができていない会社はたくさんあります。 ハルメクの数多い読者の中でアンケートを送ってくる人は0.6%、全体からすると少ないように思えます。しかし、通常なら面倒だと思われる、「わざわざ手書きで意見を記入し、ハガキをポストに投函する」という行為をしてくれる人はかなり熱心な読者だと思われます。コアな読者と言っても良いのかもしれません。そのような読者の声、意見は、その他の多くの読者の声を的確に表している可能性があります。コアとなる読者の声を軽視するようでは、その雑誌の未来は暗いでしょう。わずか0.6%の声など気にしなくても良い、などと考えていては、本当に重要な本質を見落とすことになる。ハルメクの事例からそのような事を感じました。 次に読者の側に立って考えてみます。自分の気に入っている雑誌であっても、わざわざハガキに意見を記入しようとは思わないものです。忙しいし、面倒だし、どうせ書いても読んでくれないのではないか、自分が意見を書いても何も変わらないのではないか、などと。そうかもしれません。ですが、変わることもあるのです。ハルメクの事例がそのことを示しています。 先日、初期ユーザーの持つ力、といったタイトルでブログを書きました。 『一人の初期ユーザー(消費者)の持つ力』 一人の初期ユーザー(消費者)の持つ力 夕食後、一人でYouTube動画を見るのが楽しくて、最近の日課になりつつあります。今特に注目しているのはPIVOTの公…ameblo.jp ハルメクの事例とそのまま一致するわけではありませんが、ユーザーの声、消費者の声、消費者の行動が、社会に変容をもたらす可能性がある。と言う点では似ています。 社会に何かを伝えたい、不都合や不合理なことを何とかしたい、と思ったら、試しに文章を書いて、しかるべき場所へ送る。こういった行為は意外と大きな効果をもたらすのかもしれませんね。
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