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S&P500に連動するETFのお勧めB 

2023年03月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 S&P500に連動するETFのお勧めB 年金基金が用いるベンチマーク、株式指数は大抵同じです。日本株式ならTOPIX、外国株式ならMSCI世界インデックスなどです。そしてアメリカの株式についてはS&P500の指数が使われます。これが私がS&P500に連動するETFが良いと考える理由です。 世界の株式市場の時価総額合計(111兆ドル)のうち米国株式市場の時価総額合計(51兆ドル)が46.2%を占めていると記載しました。おおよそ半分くらいがアメリカ株です。結局、アメリカ株のパフォーマンスが全体のパフォーマンスを決めると言ってもいいくらいです。そして、アメリカ株を運用するファンドの評価はS&P500の指数が使われます。 ファンドの評価がS&P500指数との相対比較で決まる時、多くの運用ファンドはどのような銘柄を組み込むでしょうか。もし、S&P500指数に大きく勝ちたいと思ったら、S&P500指数には含まれていない企業でかつ、株価が上がりそうな企業をファンドに入れれば良いと思いますね。でも、S&P500指数に含まれている企業というのはアメリカの中でも選りすぐりの優れた企業ばかりです。それ以外の企業から、もっと株価の上がる企業を探すというのは極めて困難であり、それをファンドに入れるのはリスクの高い行動だと見做されます。 ファンドを運用しているのはサラリーマンですから、そのようなリスクを取るのは困難です。失敗した時の痛手が大きいのです。また、年金基金の性格上、そのようなリスクを取ることは問題だと考えられています。 その結果、多くのファンドはS&P500指数に含まれているのと同じ会社を入れることになります。でも、全く同じウエイトだと指数そのものになるので、多少ウエイトを変えて、特徴を出そうとします。例えば、業種のウエイトを指数とは少し変えて、IT産業を多めにするとか、少ない目にする、といった程度の変更をします。あるいは、有望と思われる企業の比率を少し高くする、と言った程度の変更を加えます。この程度の変更なら、S&P500指数の運用結果とそれほど変わらない結果が得られます。指数を少し上回るか下回るかです。得られる運用収益は指数そのものと大差ありませんが、大きく負けることもありません。 多くの投資信託や年金基金ファンドの運用の中身を調べてみるとわかりますが、だいたいこのような物です。この程度なら、最初からS&P500の指数に連動するファンドに投資すれば良いのではないか?と思いませんか。 多くの投資信託や年金基金ファンドの内容がS&P500に含まれている企業と同じであれば、経済状況がどのようになろうとも、S&P500指数に連動するETFに投資しておけば間違いないと思います。 世界で最も資金を抱えている投資ファンドの運用スタイルがS&P500指数に準じたものであれば、それらのファンドに追加される資金は、今後もS&P500指数の企業に投資されるのですから、それら企業の株価は下支えされることになります。年金基金は年金制度の積立金を預かって運用しているのであり、年金制度には毎月掛け金が流入します。入ってきた掛け金は、運用方針に合わせて一定額が株式に流入します。そしてその金額のかなりの部分はS&P500指数を構成する企業の株購入に使われるのです。この流れはいわば機械的に行われる作業のようなものです。掛け金が追加される限り、S&P500指数を構成する企業の株は買われ続けるのです。この点を考慮すると、S&P500指数は強い、と思わざるを得ません。 S&P500指数の運用パフォーマンスがベストであるという保証はありません。しかし、世界最大級の投資ファンドや、非常に多くの資金を抱えている年金ファンドがS&P500指数をベンチマークとして運用している限り、S&P500指数を構成する企業の株価は買い支えされるのです。毎月必ず資金が流入する仕組みになっているのです。 上記のような背景から、誰に対しても安心してお勧めできるのはS&P500に連動するETFである、と考えております。

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