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平成の虚無僧一路の日記

晴好雨奇 

2011年10月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



女流吟詠家M先生宅は、伊勢市内の小高い山の上。
周囲を杉や竹林、柿の木に囲まれた、すばらしい
豪邸。

そこに、水戸、東京、小田原から4人の吟詠家が
集まり、私も招かれて、6人だけの「観月会」。

伊勢の「観月会」はたいてい雨が降る。今年も雨
だったが、雨もまた風情があった。庭に敷かれた
那智黒石がしっとり濡れて黒光りし、霧に煙る
木立も墨絵のよう。まさに「晴好雨奇」。

朱塗の盃で酒を酌み交わし、鯛の活き造りに舌鼓を
打ち、詩を吟じ、琵琶を聴き、尺八を吹く。余韻
嫋々雨霧にこだまする。まさに漢詩の世界。

刺身を盛り付けする檜木のまな板まで、今日の
ために、わざわざ作らせたとのこと。

伊勢の銘酒「五十鈴川」は、まろやかで、口当たり
よく、悪酔いしない。6人で一升を飲み干した。

浮世離れした最高の至福の時を味わうことができた。
尺八のおかげ。


●晴好雨奇(せいこううき) 空が良く晴れていても
眺めが良く、雨が降ってもまた眺めが優れている。
晴天にも雨天にもそれぞれ風情があること。 
出典:「蘇軾−飲湖上初晴後雨詩」

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