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吾喰楽家の食卓

此の親にして此の子あり 

2022年11月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

本来は、「このような優れた親があってこそ、はじめてこんなに立派な子供が生まれる」という、褒め言葉である
近年、「親が悪いから、子も悪くなる」という、間違えた意味で使われることが多い。
「親の顔を見てみたい」などと、追い打ちをかける人もいる。
このまま多くの人が使い続けると、間違えた言葉でも、正しくなってしまう可能性が怖い。

数日前、 “此の親にして此の子あり”という、コメントを読んだ。
「親の顔を見てみたい」と結んであり、本来の褒め言葉でないのは明らかだった。
不特定多数の人が対象のブログで、コメント欄があるから、批判的な意見が来ることもあるだろう。
今回の場合、名誉棄損とまでは言えないと思うが、他人事ながら不愉快なコメントだった。

ブログは、大阪や岡山へ転勤していた35歳くらいの娘が、自分の住む東京に戻って来た心境を綴ったものだった。
社会人としての人付き合いや、結婚する気がないなどの心配が書かれた、親としては当然の心境と思えた。
娘の10数年に亘る会社勤めを冷静に振り返り、父親として先行きを見守るスタンスと理解した。
ところが、コメントは、「子供には子供の考えがあるから、親の思うようにはならない」と、強い口調で非難していた。

このコメントを再読しようとしたら、事情は分からないが削除されていた。
人の考えは十人十色だから、一概に良し悪しは言えないが、色々と考えさせられた。
私は、それまで不定期だったのが、毎日のようにブログの投稿を始めてから10年以上が経ち、頻度は少ないがコメントも書いている。
今後の執筆は、“此の親にして此の子あり”というコメントを、他山の石としたい。

   *****

写真
2022年11月9日(水)の昼餉(鍋焼饂飩・穴子天)と夕餉(おでん・合鴨)

お礼
「峠を越した腰痛」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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