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大間秀雄のブログ
時代小説の楽しみ
2011年09月29日
テーマ:テーマ無し
「戦国乱世は遠い昔の事ながら、武士の魂やはり剣、あえて戦がなければこそ腕に覚えの剣客どもは売り込み合戦に明け暮れる、いやまさしく昨今、剣術は商売なり」の名調子のセリフで始まる藤田まこと主演のテレビ時代劇から私の時代小説の楽しみが始まった。
池波作品の文庫シリーズを読みつくすと「鬼平犯科帳」へと続きすっかり時代小説の虜になってしまった。六年前に横浜から象潟町に移住して町の図書室に通ったが、時代小説物の文庫シリーズ物は揃っていなく抜け落ちている部分を揃えようと、俄然、時代小説熱に火がついた。年に数回、横浜の旧宅に帰るたびごとに本屋巡りをしました。それが当時土曜時代劇で放映された「居眠り磐音 江戸双紙」で放送終了後どうしても続きを読みたくなり捜したものです。ところが原作はなんと三十数巻に及びまだ続いている状態で、狭い我が家にこれ以上在庫が増えてはと図書室の職員の方に相談をしたところ「程度のいい文庫本は引き取って寄贈本として皆さんに貸出ます」と了解をいただきました。これで読んで、保管出来て、皆さんにも喜ばれると一石三丁で、時代小説の楽しみに拍車がかかりました。時代小説は作家がしっかりとした時代考証の上で、主人公とそれを取り巻く庶民の生き様などが絡み合い、事件を解決し悪人や刺客と対決する勧善懲悪の物語が多く、私たち団塊の世代には胸躍り心ときめく思いが心地いい。女流作家の作品も数多く発表され文学賞を受賞した作品も多い、女性ならではのきめ細かさで江戸時代の社会制度や風俗を丁寧に描き、判じ物や医療など様々な題材で人気のある作品を発表している。ある雑誌が2009年に行なった調査で歴史・時代小説のベスト10の第1位は、文庫本書き下ろし作品だったそうだ。文庫本の底辺が広がり、認知された事の証明であろう。最近の文庫時代小説の人気の筆頭は佐伯泰英作品で、「居眠り磐音」シリーズを始め「密命」・「秘剣」「吉原裏同心」これも土曜時代劇で放映された「鎌倉河岸捕物控」シリーズなど数多い。これら佐伯作品の特徴は、江戸の時代背景を踏まえた物語の構成と、主人公と長屋に住む職人たちとのほのぼのとした泣き笑いの情景、また時には刺客や悪に対し敢然と対決する様が身近に感じさせ、江戸時代へと導いて行く、読者の心を捉えて離さないのが人気の秘密だろう。震災や原発、円高と豊かであるが困難な問題が多い現代で、文庫本と云うささやかな楽しみではあるが、時代を超え人々の温かい触れ合いに思いを寄せる事が出来る歴史時代小説は侮れない。近頃では電子書籍の普及も取りざたされているが、我々団塊世代の今後にはなじめず、手軽な文庫本の時代小説がますます身近な必需品になる。最近、町の図書室には数が揃ったシリーズの「時代小説コーナー」が出来て、利用件数が増え評判が良いようだ、これからも時代小説の楽しみをコツコツと続けたい。
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