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人の死と終末1(洪水、劫火、闇と光) 

2022年02月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



?人の死と終末1(洪水、劫火、闇と光)
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?太古での宗教の天国、地獄の歴史 ☆太古の宗教は、死後の世界に関する確固たるビジョンなかった
 ☆ギリシアの標準的な神話
 *死者は現世の延長のようなハーデース(冥界)に赴く
 *淡い生の状態に留め置かれる
 *そこは暗がりであり、楽しみのない場所でもある
 ☆古事記の語る黄泉もギリシアの冥界と似ている
 ☆旧約聖書には天国も地獄も書かれていない
 ☆宗教に、懲罰と褒賞があるのはあくまで現世においてである
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?宗教で来世の審判のビジョンの歴史
 ☆エジプト神話、ゾロアスター神話、ヒンドゥー系、仏教説話で明確なものになった ☆インドでは自業自得の輪廻説が確定した
 *善き生を送った者には善き来世
 *悪しき生を送った者には、地獄や畜生などの生を含む苦しき来世
 *来世の次には来来世があり、生が延々と続く
 *インド人は輪廻からの解脱をしきりに願うようになった ☆大乗仏教の浄上信仰
 *輪廻空間の一種である浄土(極楽など)に生まれ変わる(往生する)
 *仏教としては変則的なプログラムをもっている
 *苦しみ多き輪廻で、浄土は一種の緊急避難所となり
 *そこで修行を積んで解脱するのである
 ☆新約聖書の「ヨハネの黙示録」
 *世界終末における審判のビジョンを取り入れた
 *世界はやがて終結し、キリスト再臨など色々な出来事が起きたのち
 *善き者は「新しいエルサレム」すなわち天国へ
 *最後まで悔い改めぬ者は「火の池」すなわち地獄に落とされる
 *終末前に死んでしまった者も
 *いったん甦って、お裁きの場に立つのである
 ☆「ルカによる福音書」では、
 *死者は死んですぐに楽園や奈落に赴くものとされている
 *個人の死後と世界の終末の二段階の審判がある
 ☆13世紀以降の西方教会(カトリック教会)
 *死者の大半は死後煉獄に行って火で浄化され
 *その後最後の審判において天国か地獄かに振り分けられると考えた ☆東方正教会とプロテスタント諸教会
 *煉獄説を聖書に典拠なしとして退けた
 ☆イスラム教で来世と言えば終末後の楽園と火獄を指す
 *死者は死後すぐに一種の楽園状態と一種の火獄状態に置かれると想像
?古典的大宗教死(終末)を倫理的審判の場と捉える
 ☆部族社会の人々はローカルな掟と習慣を守れば
 *ローカルな冥界(先祖の国など)に行く
 ☆部族社会が壊れたところに成立した普遍的大宗教
 *個人は部族を超えた倫理に従わなければならない
 *欲望を抑え、万人に慈悲を示し、貧者を救い
 *部族間抗争を超えた平和を目指すのである
 *規範のスケールが大きくなり、褒賞と懲罰のスケールも大きくなった
 ☆先進国では近代化が進むにつれ
 *宗教は主流の社会規範ではなくなった
 *これに応じて宗教的来世観も希薄化した
 *社会的怨念や神の復讐を唱えることは上品なこととはみなされなくなる
 *宗教信者も地獄をあまり語らなくなった
 *人々の多くは死後は漠然とした安らぎの世界に向かうものと夢想し
 *それを天国と呼んでいる
 *安らぎの世界は大自然の懐である場合もあり、単に無とも呼ばれる ☆地獄抜きの気楽な輸廻転生を夢見る人もいる

                       (敬称略)                                     
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?出典、『宗教図像学入門』
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死と終末1(洪水、劫火、闇と光)
(『宗教図像学入門』記事より画像引用)

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