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たかが一人、されど一人

川の流れ 

2021年12月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 昨日ブログを書きながらしみじみ時代の変わり目を感じ、来年は新たなステージを模索すべきだと思った。これはあくまで個人的問題としてのことだったが、今朝の報道を読んでいると日本社会全体が同じ問題に直面しているように思える。一昨日のリモート会議でも話題になっていたが、日本の産業構造が変わらざるを得ないだろうとのことだ。リモート会議の参加者は5人、小生以外はブリジストン、日立製作所、三菱電機、電力総研日本を代表して経済成長を引っ張ってきた企業やシンクタンクの出身者。(ホンダ出身者が提起した会議だが、彼はこの夏に他界してしまった)彼等が一様に口を揃えて言っていたのは「来年以降我が国の産業構造が激変は益々進むしかあるまい。」彼等が現役時代に世界を圧倒していた電気製品は半導体などの小型部品からテレビやパソコン、白物家電に至るまで尽くメイドインジャパン製品は既に影も形も無い。日本市場においてもそうなのだから、世界市場では何をか言わんやだろう。未だに世界でその存在を認められているトヨタやホンダ等の自動車産業の将来でさえかなりの悲観論が語られていた。自動車を持たないことから関心が薄かったが、友人の一人が、東京だけでなく群馬県でもテスラを見かけるようになったとのこと。電気自動車(EV)への転換やエネルギー産業構造転換が遅れたのは経産省の産業政策の判断に誤りがあったせいのようだが、何れにしても現実問題が厳しくなっているのは事実だろう。今朝の報道では中国では日本円換算50万円の小型自動車が既に販売されて、農村部で爆発的に売れ行きを伸ばしているとのこと。日本経済新聞に『中国の「50万円EV」を分解 機能割り切り格安を実現』としてそれを輸入して分解した名古屋大学の山本真義教授らが分解調査結果が掲載されている。幸か不幸か日本の輸入制限でそう簡単に輸入許可は得られそうにないが、既に輸入されている中国車はあるらしい。経済産業は、既に故郷の千曲や犀川が合流して信濃川となり、日本海に注いでいくように流れが変わってきているのだろう。正に鴨長明が言うところの「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」を思い起こさせる。掲載紙は朝日に変わるが『ブリヂストン、従業員8千人を転籍へ 防振ゴム事業は中国企業に売却』なんて記事も掲載されている。役所の官僚諸氏も新聞を毎日読んでいるだろうが、変化というものは道があるところで曲がるように変化するのではなく、例えば故郷には多くある川の合流地点を見るような観察力を持って世の中を見てほしいものだ。

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