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2021年11月24日
テーマ：テーマ無し

東京も朝夕の気温は大分下がってきている．昼間は17℃くらいあっても今週半ばからは，朝はそろそろダウンが恋しくなるくらいになるらしい．
こうなってくると大根が美味くなってくる．

昨夜は酒の肴の一つにふろふき大根を作った．
大根に限らず，野菜を切ったり，皮を剥いたりしていると季節を感じる．
いつでもほとんどの日常に使う野菜は揃うが，やはり夏に美味いもの，冬に美味いものは決まっている．旬がある．
大根の皮を剥いていると，繊維感，水分量などが違ってくることが分かるし，切る感触が違う．支える左手に伝わる感触も違って伝わってくる．大根おろしを作って，おろしのたまった小鉢の大根汁を飲むとちょっと前と違って甘く美味くなってくる．こんなときになんとなく嬉しくなる．
















　　L'automne s'est toujours pr?sent? de la m?me mani?re...
　　Leica M10+DJ-Optical 7artisans 50mm F1.1
















中国の女子元テニスプレーヤーと元副首相のスキャンダル．
ついにあのボッタクリ男爵が登場して中国政府と組んで猿芝居打った写真が報道された．IOCは東京同様に何が何でも冬季オリンピックを開催したくてたまらない．金がガッポリ入るから，そして男爵の懐にも．中国政府の利害と一致したという猿芝居だ．


本日はボサノバで...


　Ana Caram / Bosa Nova (Chesky Records JD-129)


なんともストレートなタイトル．
ボサノバを聴きだして，ナラ・レオンの次に好きになった女性ヴォーカルのアナ・カランの5作目のアルバム．




　Leica M10+Noct-NIKKOR 58mm F1.2






A.C.ジョビンに絶賛された逸話のある女性ヴォーカルだ．サンパウロ大学で指揮法，作曲を学んだが，ボサノバの方向に向かって行った．
ギターも独学だが上手い．フルートも吹く．
1958年生まれだから今年で63歳になった．
1995年，37歳での今回のアルバム「Bosa Nova」は，ライナーノートでも彼女が書いているようにジョビンに献呈したもので，多くが彼の作曲したもの．
翌年のアルバム「おいしい水」は，方向性のガラッと変わったクラブ系指向の曲で新しさにチャレンジしたようだが，どうにも好きはなれなかった．
そして2001年リリースの「Bule Bossa」は，彼女らしさの一番よく出た，しかも優秀録音のアルバムで小生の愛聴CD．リファレンスCDでもある(現在はCheskyのやっているHDTracksからその他のアルバムもハイレゾ配信している)．


彼女は2015年までアルバムは出していなかったが，2016年に「N?o Ando S?」を発表して活動を再開した．
2018年には3枚のアルバムを発表．このころの彼女の作風，指向は”永遠の希望”，”奇跡”，”神”などがメインとなり，ゴスペルを中心としたものが多く，教会やその他の場所でそちら方面の音楽活動も積極的に行っていた．
2018年までも12年間の空白...
彼女の伝記によると，彼女は音楽の道で成功し，キャリアを持ち，どこに行っても自分の芸術を認められるようになったのだが，彼女の心には空虚さがポッカリ穴を空け，答えを求めて常に神と「戦って」いたのだという．
ある晴れた日，彼女は聖書研究会に誘われた．最初は抵抗があったものの，神を受け入れたのだという．現在も演奏や教会活動は続けている．FB,ツイッターなどでも発信している．
2018年に巨匠ジャダー・サントスとアナのプロデュースによるニュー・アルバム「Pensava em Voc?」をリリースした．MPBに傾いたサウンドでソフトでメロディアスなもので，ギターをふんだんに使ってる．よく知られた教会の非常に古典的な曲を扱っている．

3人の娘(歌手)と1人の息子を持つ．


録音場所： 1995年．Master Sound Studio, NY．
アレンジ： Steve Sacks.
全12曲．
ジョビンのスタンダード曲ばかり．楽しめます．
録音もChesky Recordsらしく大変にイイ．

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