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カシアス

「慣れる、諦める、忘れる」 

2021年10月30日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

 以下、2010年、人形町から大宮に転居した頃の日記です。

1.たまには自分で、

 この10年ほど、朝食のメニューは決まっている。
硬めに焼いたフランスパンと牛乳、
果物とたっぷりのヨーグルト
美味しく、ボリュームもたっぷりだ。
おまけに、全て自動的に出てくる・・・便利この上ない。

 平日の朝は7時に朝食をとり、
諸々の支度をして8時前に出発するのが、
1年前に大宮に引っ越して以来のワンパターンだ。

 今朝、起きてパソコンを開き、新聞を読んでいても、
監視人殿が起きてこない。
そのうち、7時前になってしまったので、やむを得ない、
自らフランスパンを切って、2切れをトースターに入れ、
4分間にセットする。
バターと牛乳をだして、食卓に置き、
バナナをちぎってスープ皿に入れ、
上にたっぷりとヨーグルトをかける。
通常は更にキウイが付くのだが、これは省略。
そうするうちに、パンが焼きあがる、
朝食作りの所要時間は約5分。

 新聞を読みながら、パソコンをいじり、テレビをちらちら見る、
思考散漫状態で、自ら用意した朝食を食べる。
出勤の支度を終え、テレビが「今日のわんこ」をやるころに、
監視人殿が起きてきて、寝ぼけ眼で、朝食を食べたかと聞く。
とっくに食べたと答えて、いつも通りの出勤だ。


2.作戦

 当家では毎朝6時にけたたましく目覚ましが鳴る。
監視人殿はおっとりがたなで、ゆっくりと止めるが、
何事もなかったように再度寝る。
大物・・・だ。
こちらは小者だから完璧に目が覚める。

 で、やおら起き上がり、新聞を取り込み、
テレビをつけて、パソコンを開く。
通常、7時前に監視人殿が起きてきて、
朝食の支度をするのだが、
先日書いたように、時々起きてこないことがある。
その場合は自分でパンを焼くことになるのだが、
このところ連日起きてこない。

 仕方がないから、自らフランスパンを焼き、
牛乳とバナナ、ヨーグルトを出し、いつもの朝食を用意する。

 あえて起こすほどではないのだが、連日となると、
なんとなく、作戦にはまっているような気がする。
それでも、出かける直前には起きてきて、
一応は悪かったというのだが、
単なる朝の挨拶のようにも聞こえる。

 「人間は、慣れる、諦める、忘れる、
の三つの能力があるから生きていける」
と、以前読んだ本に書いてあったのを思い出す。



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