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ドロップシッピング新米店長たのきんの挑戦奮闘記

NHKマイルC(G1) 血統考察 

2021年05月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


NHKマイルC(G1)血統的考察先週の天皇賞・春(G1)は、中団を進んだ△ワールドプレミアが最後の直線で外から伸び、粘る○ディープボンドに競り勝った。これでディープインパクト産駒は天皇賞・春を3連覇。菊花賞も3連覇中なので、長距離界を完全制圧している状況だ。ワールドプレミアはワールドエースの全弟にあたる良血。3歳時の有馬記念のあと長期休養もあって本来の実力を発揮できない時期が長かったが、ようやく調子が上がってきたのでこれからが楽しみだ。さて、今週はNHKマイルC(G1・芝1600m)。G1とはいえ、例年キャリアの浅い馬が出走してくるので、力関係が定まっているとはいえず、過去10年間で10番人気以下の伏兵が 7頭馬券に絡んでいる。12年3着クラレント(15番人気)13年1着マイネルホウオウ(10番人気)14年2着タガノブルグ(17番人気)3着キングズオブザサン(12番人気)16年3着レインボーライン(12番人気)17年2着リエノテソーロ(13番人気)19年2着ケイデンスコール(14番人気)昨年は二桁人気馬こそ絡まなかったものの、9番人気のラウダシオンが勝ち、6番人気のギルデッドミラーが3着に食い込んで波乱となった。10番人気以下で連対した馬が前走どういう成績だったかというと、G2〜G3で4着以下に負けていた馬が4頭、皐月賞(G1)で大敗(15着)した馬が1頭、オープン特別を1番人気で勝った馬が1頭、オープン特別で4着に敗れた馬が1頭。前走で力を出し切れなかった馬が府中に替わって激走、というパターンがほとんどなので、前走の体調やレースぶりなどはしっかりチェックしたいところ。クラシック路線から回ってきた強豪は、マイル路線やスプリント路線を歩んできた馬とは素質が違うのでやはり強い。皐月賞(G1)と桜花賞(G1)の掲示板に載った馬は過去10年間に9頭出走して[4-1-0-4]。ただし、今年はこのパターンの馬がいない。最も出走頭数が多いニュージーランドトロフィー(G2)を経由する場合、同レースで1番人気で馬券圏内に入った馬は6頭出走して[3-0-0-2]。こちらのパターンも出走していないが、僅差2番人気に推されて同レースを5馬身差で圧勝したバスラットレオンが出走する。当然、勝ち負けになるだろう。【グレナディアガーズ】「フランケル×ハーリントン」という組み合わせで、母ウェイヴェルアベニューはブリーダーズCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7f)を勝った名牝。アメリカのスピード血統を母に持つフランケル産駒なので、モズアスコット(安田記念、フェブラリーS)とよく似ている。フランケルはヨーロッパ血統なので、スピードに特長のあるアメリカ血統と合わせたほうが日本では能力を発揮しやすい。父は14戦全勝の歴史的名マイラー、母はブリーダーズCの勝ち馬という世界的な良血馬だけに、競走馬としてのスケールはきわめて大きい。前々走の朝日杯フューチュリティS(G1)は7番人気と伏兵の一頭に過ぎなかったが、2番手追走からすんなり抜け出し、1分32秒3のレコードタイムで優勝した。2戦目に4着と凡走しているが、このときはハミを噛んで道中力んでしまう、という明確な敗因があった。3戦目以降、ハミを替えてメンコを被せるなど馬具に工夫を凝らした結果、悪癖を出していない。前走のファルコンS(G3)2着は、他馬よりも1kg重い57kgを背負っていたことを考えれば悪い内容ではなかった。フランケル産駒は東京コースを得意としており、芝1600mではモズアスコットが安田記念(G1)を制覇している。1週前の追い切りは雨の影響を考慮して芝コースで行われたが、飛ぶような走りで状態の良さをアピールした。クラシックレースには目もくれず、年初からここを目標に仕上げられてきたので、凡走するシーンは考えづらい。【シュネルマイスター】「キングマン×ソルジャーホロウ」という組み合わせ。新馬戦(札幌芝1500m)とひいらぎ賞(1勝クラス・芝1600m)を連勝して2歳戦を負え、年明け緒戦となった前走のディープインパクト記念弥生賞(G2)はタイトルホルダーの2着だった。父キングマンは現役時代に愛2000ギニー(G1)、セントジェームズパレスS(英G1)、サセックスS(英G1)、ジャックルマロワ賞(G1)と欧州マイルG1を4連勝。2014年にカルティエ賞年度代表馬に輝いた。名種牡馬インヴィンシブルスピリットの最高傑作で、母ゼンダは仏1000ギニー馬。これも名種牡馬であるオアシスドリームの甥にあたり、なおかつ父系も同じなので、同馬とキングマンは血統構成の50%が同一。期待どおり種牡馬としても成功し、パーシャンキング(ムーランドロンシャン賞、仏2000ギニー、イスパーン賞)、パレスピアー(セントジェームズパレスS、ジャックルマロワ賞)、ドメスティックスペンディング(ハリウッドダービー)などを出している。前走の弥生賞2着は、超スローペースの上がり勝負となり、スタミナを問われない競馬だったのも奏功した。本馬の近親にはサリオス(朝日杯FS)、サラキア(有馬記念-2着)、サンタフェチーフ(日経新春杯-5着)などがいるものの、キングマンは激しい気性とスピードを伝える種牡馬なので距離延長は疑問。今回のマイル戦のほうが持ち味を活かせる条件だ。パーシャンキングにしてもパレスピアーにしても、キングマン産駒のトップクラスは、マイラーとしてかなりの器だけに怖い。【バスラットレオン】「キズナ×ニューアプローチ」という組み合わせ。母バスラットアマルは不出走馬だが、その半姉にイギリスとカナダでG1を制覇した名牝シリアスアティテュードがおり、その息子スティッフェリオはオールカマー(G2)など重賞を3勝した。母の父はサドラーズウェルズ系のニューアプローチ。現役時代に英ダービー(G1)など5つのG1を制覇した名馬で、種牡馬としても成功を収めた。今年の英2000ギニー(G1)を勝ったポエティックフレアは直系の孫にあたる。母は「ニューアプローチ×ケープクロス」という欧州血統だけに、速い脚が要求される直線の長いコースよりも、スピードの持続力が要求される小回りコースのほうが合っている。ただ、NHKマイルC(G1)は毎年ペースがゆるまず、過去10年間、後傾ラップになったことは2回しかない。タメ逃げをすれば瞬発力の違いで差されてしまう可能性が高いが、速めのペースで逃げて消耗戦に持ち込めば勝機はある。【ホウオウアマゾン】「キングカメハメハ×アグネスタキオン」という組み合わせで、母ヒカルアマランサスは京都牝馬S(G3)を勝ちヴィクトリアマイル(G1)でも2着と健闘した活躍馬。母の半弟にカレンミロティック(金鯱賞、天皇賞・春-2着、宝塚記念-2着)がいる。9着と敗れた前々走の朝日杯フューチュリティS(G1)は、レース後の歩様に乱れがあったので参考外の一戦。レコード決着だった前々走のデイリー杯2歳S(G2)では2着と健闘し、前走のアーリントンC(G3)は重馬場で快勝。乾いた馬場でも渋った馬場でもハイレベルなパフォーマンスを発揮できる。今回は叩き2戦目で状態面は申し分ないだろう。調教の動きや枠順などを加味しつつ、週末に最終結論を出したい。

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