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家族はつらいよ 

2021年03月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「家族はつらいよ」。
BSテレ東で2021年3月27日(土) 18時30分〜放送。

昨日、紹介した「東京家族」で一家を演じた
橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが
再結集して現代に生きる新たな一家を成して
熟年夫婦の離婚騒動をめぐって織り成す人間模様を描く。
2016年3月に観たときの感想文です。

キャッチコピーは
”妻よ笑顔を下さい。夫よ離婚を下さい。”。
”妻が欲しかった誕生日プレゼントは「離婚届」!?”。

初秋。東京の郊外で三世代同居の平田家の
あるじの周造(橋爪功)は引退してゴルフと酒三昧と
悠々自適の忙しい日々を過ごしていた。

今日も今日とて、仲間とゴルフの後、
美人女将のかよ(風吹ジュン)がいる小料理屋で
散々女房の悪口を言って上機嫌で帰宅。

長男の幸之助(西村雅彦)の嫁の史枝(夏川結衣)は
酔っぱらって帰って来た周造に笑顔で付き合う。

妻の富子(吉行和子)もまたそんな夫を優しく迎える。
寝室で着替え中に飾られたバラの花瓶を見て
”その花どうした”と尋ねる。

通ってる創作教室の仲間からのプレゼントだと聞いて、
富子の誕生日をすっかり忘れていた周造だったが、
何かプレゼントに欲しいものがないかと聞くと
富子は離婚届を持って来て、印鑑を押してくれと渡す。
突然の申し出に茫然とする周造だった…。

いやぁ〜、周造の気持ちはよく判ります。
自分に貞淑な妻が突然、反旗を翻すのですからね。
アタフタする周造、さぁ〜、どうする周造。
このまま捨てられてしまうのか。

こうして、突然起きたまさかの“離婚騒動”に
家族はてんやわんやのおお騒動。

秋晴れの日曜日。
全員集合で集まった家族は、周造と富子、
幸之助と史枝に会計事務所を経営する
長女の成子(中嶋朋子)とその仕事を手伝う、
夫の泰蔵(林家正蔵)が集まって来る。

又、この日が家族会議だと知らなかった
次男の庄太(妻夫木聡)が家族に恋人を紹介するため
憲子(蒼井優)を連れてくる。

なんだかんだで本題に入れないない中、
ようやく、家族会議が始まる。

だが幸之助と成子が口論を始め、
ついには史枝、庄太、泰蔵まで巻き込まれ、
皆、勝手なことを言い出して、会議は大荒れ。

やがて富子の思いがけない本音がこぼれる。
”お父さんと一緒にいるのが私のストレスなの”と、
真っ青になった周造は叫ぶ、
”被害者は俺だ、俺は被害者だぞ!”と。
そんな中、事態は更に思いもよらぬことに…。

”この最高のアンサンブルで、
今度は現代の家族を”喜劇”で描きたい”という
山田監督の意気込みがそのまま、ストレートに伝わって来て、
笑いの中にペーソスが漂う人情劇に仕上がってますね。

インタービューでも言っています。
”男であり女であり人間であることは難儀で厄介なことです。
でも何とか生きていかないといけない”と。

振り返って、自分の家族を見ても、そうだなぁ〜と実感しながら
笑って、ホロリとして泣き笑いでした。

最近読んだ本にあった「アドラーの心理学」で言えば、
”あらゆる悩みは対人関係から発する”と、
家族だけに限らず、社会生活においてもしかり。

又、”自分が自分の人生を生きなければ、
誰が自分の人生を生きるのか”の
言葉も富子の心理状態を現しているようで、
笑いの中にも深遠な考えがあるのではと、
少し、難しく考えたことでした。



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