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「人骨発見7月で30年 市民団体真相求め」読売新聞が記事 

2019年08月04日 外部ブログ記事
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「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」鳥居靖事務局長から「明日の読売新聞東京版に人骨の記事が載るそうです。」とメールがありました。世田谷図書館でコピーしてきましたのでアップします。


>文字起こし<

新宿区の国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)建設現場で1989年7月、大量の人骨が見つかり、今月で30年を迎えた。発掘現場は戦時中、人体実験を行ったとされる日本軍「731部隊◆」と関係が深い軍医学校跡地で、身元や埋められた経緯を巡って臆測が飛んだが、関係は今も謎のままだ。真相解明を求める市民団体は今夏、パネル展を開き、その歴史を語り継いでいる。

■ 国「調査予定なし」
 見つかったのは少なくとも62体分の人骨で、頭部や太ももが多かったという。
 新宿区は当時、佐倉朔・元札幌学院大教授(2015年死去)に鑑定を依頼。92年には、骨は日本を含むアジア系の人種「モンゴロイド」の人骨と推定されるとの結果を得た。骨にノコギリによって一部が切り取られたり、ドリルで穴を開けられたりした痕跡があることも判明した。
 発掘現場周辺には戦時中、旧日本軍の軍医学校の関連施設が集中。細菌戦の研究で人体実験を行ったとされる731部隊の部隊長だった石井四郎中将が創設した防疫研究室もあった。
 このことから、厚生労働省は、軍医学校の関係者ら延べ3668人を対象に聞き取りやアンケートの調査を実施。2001年に結果を発表し、「軍医学校の人体休模本の一部である可能性が高いが、国籍や731部隊との関連は不明」として調査を終えた。
 見つかった人骨は現在、発掘現場近くの納骨施設に安置されている。同省は「新たな手がかりがなく、今後、調査や鑑定をする予定はない」としている。

■ 「身元確認したい」
 一方で、「戦時中、実験材料にされた人の遺骨が含まれているのでは」といった臆測は消えていない。
 研究者らの有志でつくる市民団休「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」(武蔵野市)は、行政に人骨の身元や経緯の再調査を求めており、独自に元軍医らにインタビューしたり、支配を調べたりしてきた。
 今月19〜21日には、人骨が発掘されたことを多くの人に知ってもらおうと発掘からの30年間を振り返るパネル展や講演会、軍医学校跡地や納骨施設を巡るフィールドワークを区内で企画。100人以上が参加した。
 団体代表で元新宿区議の川村一之さん(67)は「十分な調査や鑑定が行われれば、骨の身元確認につながる可能性はある。今後も行政への働きかけと調査を継続したい」と話している。

◆731部隊 生物兵器として満州(現・中国東北部)に配属された関東軍防疫給水部の別称。多くの中国人、モンゴル人などの捕虜に対し、細菌の人体実験を行ったとされる。
(了)

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