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たかが一人、されど一人

映画「バイス」 

2019年05月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

やっと皐月晴れが訪れた。天邪鬼なので、この晴天に薄暗い映画館で映画を観てきた。タイトルは「バイス」意味が分からず気にもしなかったが、読みつけている天木直人氏がメルマガで絶賛したからだ。日本にも嘗ては石川達三氏が中曾根康弘氏の九頭竜川事件モデルに描いた小説や映画「金環蝕」などがあったが、最近この手の題材は沢山あるのに、小説や映画では全く見られない。比較するとハリウッドは流石なものだ。この映画は2代目ブッシュ大統領の副大統領であったディック・チェイニー氏を描いたお話。氏は年齢78歳とかで未だ生きていらっしゃる。なのに、冒頭に「この映画はフィクションではない。本人が取材に協力的ではなかったが、事実を追求したものである」と断っている。そしてエンドロールではご丁寧にも「消去されてしまったメールが2千万件以上あるが、大統領関係のデータは未だ保存されている筈なので。いつの日か日の目が当たることもあろう」なんて書いてしまっている。チェイニー副大統領は若い時にはどうしようもないくらいの不良だったようだが、女房が偉い。頭も良いがこの悪ガキを掌に載せてその気にさせ、歴代共和党大統領の補佐官になるほどまでに育て上げた。程度の差はあろうが、女房を思い出した。もう一人の登場人物2代目ブッシュ大統領、これもどうしようもない馬鹿に描かれている。しかし制作者は自信がありそうだ。そこで発生した911事件と後に続いた報復としての戦争。これらの戦争を通じて最も儲かったのが、現在チェイニー氏が個人筆頭株主である石油関連企業の「ハリバートン社」株価が戦争前と後では500倍になったとのこと。表では正義だの民主主義だのときれいごと言っているホワイトハウス内部の闇、自分さえよければ他人の命などどうでも良いらしい。半分くらいに割り引いても恐ろしくなる。チェイニー氏は心臓に持病を抱えていて、何度も入院を重ねているのは公然らしいが、この映画では心臓移植2回受けていることが暗示されていた。 何はともあれ、見応えがあったが、午前中だったので観客は20人もいなかったかもしれぬ。

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