デメルで、お茶を（ココアだけど）

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2019年03月27日ナビトモブログ記事
テーマ：ウィーン

路面電車から降りて、中心部へと歩いて行くと、王宮の裏側へ出た。

「コールマルクト」という通りの名前が表示されていた。

有名なブランド品のお店が並ぶ、通りである。

そうだ、この辺に有名なお菓子屋さんの「デメル」がある筈だ、と私の記憶がゆっくり頭をもたげてきた。

こんな時、敢えて観光客ぶらないのが、私の癖である。

お店に入ると、ウィーンの有名店のスタッフにありがちの、客に媚びへつらわない応対を受ける。

「ケーキを、持ち帰りたいんですけれど・・。

「二個。少なくて悪いんですけれど・・。

「アップルシュトゥルーデル一個と、ザッハトルテ一個」

たったの二個で、11ユーロ（1500円位？）もするのだ。

お金を払いながら、寒そうな外を眺めて急に気が変わり、

「あっ、ホットココアを飲んでいきます」と言って見ると

「それじゃ、まずケーキは渡しますね。

ココアは、その辺の席でも良いし、階上の席でも、お好きな場所に座って、そこで注文して下さい」

観光客すれしている店員さんは、むしろ、そんなケチなやりとりをする客に、親切な事を発見。

階上の席を選んだのは、以前娘と来たとき、沢山並んでいるケーキのショーケースから、楽しそうに選んでいたのを思い出したからだ。

セッティングしたテーブルを写真に撮って、LINEで送ったら、早速お仲間から「ワインでは無いのですね」と返事が来た。

そうだ、ココアなんて飲んでいる場合じゃ無いんだわ・・。

まあ、入った先がケーキ屋さんだからなあ。

でも結局、３日目のその日は、さすがにくたびれて、ホテルに帰ってから、夕食も食べずに眠り通したのだった。

写真は、ホットココアにホイップクリームをのせたバージョンです。