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独りディナー
晴れ女、デビュー
2019年02月19日
テーマ:シニアライフ
主人は、晴れ男だった。
前日まで、悪天候の予報でも、主人が関わると、何故か晴れてくるのが常だった。
それは、いくつかの前例から、回りがそんな風に結びつけていただけかも知れないけれど。
昨年の暮れに札幌へ行ったとき、着いた翌日の午前中は予定が無かったので、主人のお墓参りに行った。
雪の中、通常地元の人はお墓には行かないのだろう。
今までは、座る席が残ってないほど混雑する墓参バスも、私の他には只一人乗っているだけであった。
しかも、その人は霊園入り口で降りたところを見ると、普通の墓参者ではなさそうだった・
その日は、大雪では無いけれど、ちらちらと雪が降っていた。
広大な墓地の中で、一応目的地の場所はわかっていた。
昨年の命日を控えた頃、息子と一緒に散々探し回って(私の曖昧な記憶が頼りだったので・・)やっと行き着いた時、曲がり角に立っている案内図を、写真に撮ってきたのだった。
私も、雪が深くなったら、引き返すつもりではあった。
その日、私が墓参することは、誰も知らない。
道に迷って、雪に埋もれて、帰りの墓参バスに乗らなかったとしても、誰も助けてはくれないのだから・・。
それが、写真を見ながら、雪をズボッ、ズボッと踏みしめながら、我が家のお墓につく頃、気付くと雪は止んでいた。
墓参を終えて(缶ビールを墓前に置いて、ちょっと話しかけるだけなので、すぐ終わるのだが)バス停に戻り、お墓を振り向いて見ると、その上空だけに、綺麗な青空が広がっていたのだった。
さすが、晴れ男だったお父さんだね、と呟きながら無事帰ってきたのだが・・。
翌日やってきた息子に、その話をすると「それは、お母さんが晴れ女なんじゃ無いの?」と言う。
そうだよなぁ。
お父さんを晴れ男だと勝手に決めつけていた、という事は、いつも其処には私も居た筈である。
これは、晴れを引き寄せるのは自分、と思った方が遙かに楽しそうだ。
2月の始め、東京からお客様を迎えて、ホームパーティをした時、
天気予報を事前に眺めていると、どうやらその日は雨模様だったのが、直前になって晴れに変わった。
その時、「自称晴れ女ですので、明日のお天気は良さそうですね」とお客様にメールを送った。
お客様は、昨年一緒にスペイン旅行をしたお仲間達だった。
翌日、名古屋駅の前で最後にお別れする頃、ちょっと雨が降り始めた。
送迎役を買って出て下さった方の車に乗り込みながら、
お一人が、仰った。
「本当に、○○さんは晴れ女ですねぇ。
スペインでも、通常は雨の時期らしいのに、毎日晴れていましたし・・」
晴れ女デビューは、わずか一月前なのに、と思いながら、私は心の中で、一瞬喝采を叫んでしまった・・。
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