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カシアス

終わった人 

2019年02月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

22歳で大学の理系を卒業して某大企業に就職し、
5年前、67歳で某企業を卒業した。
目出度くリタイアと思いきや、姫路の会社からスカウトされ、
今もサラリーマンの延長戦をしている。
昨今、社内外の仕事の相手は我息子の歳に近い。

現在の我身を振り返ると、頭はまだまだそれなりだし、
永年の諸々の経験がものをいう局面が多いと思う。
しかし、残念ながら体の方は歳なりだ。
平衡感覚が衰え、特に酒を飲むと足元が危ういから、
宴席では、ビール1,2杯に抑えており、些か寂しい。

色々考え、次の株主総会で第一線を退いて東京に戻ることにした。
他の幹部からは、まだ続けて欲しいとは言われるが、
本音かどうかは、怪しい。
〇〇さんが退けば、席が一つ空く、と思うのが普通だ。
6月以降、姫路出勤は月に1,2度だけになる。

リタイアしたら、読書、小旅行など、好きなだけ楽しめるし、
どこかで物理学や哲学の講座に参加しようか、
等と頭では思うのだが、本音は、
仕事を辞めて自分の立ち位置がなくなる不安がある。
内館牧子「終わった人」の心境がよくわかる。

リタイア後、諸々のことで忙しいという同期もいるが、
なんとなく無理をしている、言っている感もある。
いずれにしても、人生をリタイアするわけではないから、
残りの3か月で、次の何かを探すことにしよう。
「生涯に 定年なしと 稲を刈る」



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終わった人は

カシアスさん

内館牧子さんの小説ですが、
終わったはずの人が無理をして
大やけどを負う物語です。
人生はいつもこれから、
と自分に言い聞かせている昨今です。

2019/02/11 19:38:26

う〜ん

さん

「終わった人」という表現が嫌です。

 自由時間を手にした人は「始まりの人」です。

 私は「パンのみに生くるに非ず」のこの10年間が生涯で1番幸せでした。

 あそこは国会図書館も近いし「自由、ばんざ〜い」の地。

 ご苦労様でした。

2019/02/11 18:43:42

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