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少し道草　

2019年02月04日
テーマ：テーマ無し

　マルウエアーについて

　写真はe-Tax確定申告画面から初期設定中にPC上に現れたポップ・アップ画面です。私も何のことかよくわからず「はい」を押すと、それらしきドライバー更新のページが出てきて、金額的には一日、200円以下（一月数千円）の利用料が表示されます。私のPCはウインドー10で新しいものなのでドライバーの更新自体が必要あるはずがありません。ここで申し込みを中止しますと、翌日slimware社からメールがあり、「本当に不要ですか」と再度案内がありました。

　このポップアップが出たのは初めてですが、グーグルでslimwareを検索してみると明かに悪質なソフトで、除去を勧めるよう解説がついています。但し、除去の方法の説明もありますが、自信の無い人は「お手伝いしますよ」との広告も出ています。昨日、このような悪質はソフトの除去で困っている人が、近所の高齢者向け「PC助っ人」アドバイザーにマルウエアーの件で相談していることから、その助っ人が私を含む関係者に対処法についてメール連絡をしてくれました。要はこの種の悪質ソフトが蔓延しているのです。皆さんご注意ください。

　私のケースを振り返って考えてみると、この悪質ソフトは「e-Tax確定申告」とグーグル検索すると、グーグルの確定申告に関する外部業者（例えば税理士や弥生等のソフト会社）の「紛らわしいい広告」が国税庁の確定申告のHP案内の前にいくつも出てきます。私も勘違いしてその中の一つの「広告」ページから申告書作成ページに入ったことが、この悪質ソフトが潜り込んだ理由ではなかったかなと推測しています。

　e-Taxのような公的システムのHP検索にグーグルなど検索会社が営利目的のために「公告」ページを載せるのも問題があるとは思いますが、これを規制することもまた、自由経済の下では無理かもしれません、要は検索エンジンの利用者は「広告」ページは飛ばして、「広告ページ」の後に出てくる本来の検索ページを見る習慣を付けておくことです。いずれにしてもPCに強くない高齢者は注意して、おかしなサイトではないかと、ネット上の「オレオレ詐欺」を疑ってみることが大切です。

　このような悪質なサイトからPCそのものを利用できなくされ、新しいPCを購入させられた友人も近くにいます。「オレオレ詐欺」は高額な金銭を要求されることが多いですが、このようなネット上の詐欺は比較的少額の利用料を要求し、長期的に支払いをさせる手口で効果を上げることが多いようです。日々是好日。

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