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音楽の語りかけるもの 

2019年01月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

久々に、サントリーホールヘコンサートを聞きに行った。

「尾高ファミリー、チャリティーコンサート」


身体障害者を支援する団体へのチャリティで、全くの手弁当で続けてきたそうだ。

主催者とは幼なじみだという、尾高遵子さんが中心になって、ご主人の指揮者、尾高忠明氏や、作曲家のお義兄さま、声楽家のお義姉さま、そして、お仲間達の、コンサート。

今回が、15回目になるそうだが、諸般の事情で、これがファイナルだと聞いたので、初めて聴かせて戴いた。


何だか、私のために弾いて下さっているような気分になった。

客席に居た殆どの人が、そんな気分を味わったのではないだろうか・・。

それはつまり、素晴らしいトークで笑わせて下さった、司会進行の尾高忠明氏を始め、出演した全ての方々の基本が、優しさからスタートしているからだと思う。


特に、忠明氏と夫人の遵子さんが一緒に、「ウエストサイドストーリー」を連弾で弾いている様子は、何だか感動してしまった。

ウィーンに留学して居た頃から、随分長い月日が過ぎたなぁ、という感慨もあった。


今日は、割に久々の上京で、新幹線を降りたときは、何処かへ行くといえば、大抵出先で主人と待ち合わせたなぁ、等と感傷に浸ったりしていた。

音大の卒業試験週間で、数日家を留守にした帰り、掛川の駅で主人と待ち合わせて、翌日主人が参加した掛川マラソンを応援した事もあった、とか・・。

東北新幹線に乗って、八戸へ行った時も、彼の地で主人の学会があったからだった。


そんな気持ちを抱えて、サントリーホールヘ行ったのだ。

そして、遵子さんが、ご主人と一緒に、素晴らしく弾いているのを見ながら、幸せそうな二人の様子に、ちょっとほろっときてしまったのだった。


素晴らしい演奏会を、ありがとう。



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