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平成の虚無僧一路の日記

霧の摩周湖 

2019年01月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



布施明の『霧の摩周湖』。S41(1966)年、私が高校3年 17歳の時、大ヒットした。 霧にだかれて しずかに眠る  星も見えない 湖にひとり  ちぎれた愛の 思い出さえも  映さぬ水に あふれる涙  霧にあなたの 名前を呼べば  こだませつない 摩周湖の夜  あなたがいれば 楽しいはずの  旅路の空も 泣いてる霧に  いつかあなたが 話してくれた  北のさいはて  周湖の夜 「霧に抱かれて」が「君に抱かれて」とも聞こえる。私が高校3年の時、17歳で自殺した青年の手記を読んで感化された。「摩周湖」に飛び込んだのだ。私も「医学部へ行け」という親の期待に応えられず、将来に絶望して、摩周湖に行ってみた。「こんな天気のいい日は年に数日もない」とガイドが言うほどの真っ青な空と湖。その時、「自分は“晴れ男”だ」と実感した。ここに飛び込むと、遺体が上がらないという。自殺者急増で、透明度日本一を誇っていた「神秘の湖・摩周湖」の透明度が下がった。「遺体を餌にして魚が増えたため」というガイドの話は、私にとって「屈原を諌めた漁夫」の声に聞こえた。それを聞いて私は自殺を思いとどまった。「危険な17歳」と騒がれた時だった。一休も17歳で、将来を絶望して瀬田川に飛び込んだ。「観音の慈悲あれば、救われよう。たとい、この身が 魚類の餌になろうとも本望」と。人は生かされているのだ。原田康子の『星の岬』。「10年の歳月が、景色も人の心もなにもかも変えてしまった」という下りに、今救われている。

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