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たかが一人、されど一人

「コンビニ」 

2018年10月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

現代普通に使われている日本語には意味不明の言葉が沢山あるが、その多くは横文字をそのまま使うか、意味不明のまま直訳しているものが殆どだ。明治の初めも同じことで江戸時代に無かった言葉が沢山出来たらしい。しかし明治時代の官僚は良心的で、言葉を導入する際に、その意味するところをきちんと調べて適切な日本語を作り出したとのこと。経済学者の三橋貴明氏の説である。沢山あるその中で、江戸時代には国家とか経済なんて概念が無かったことは容易に想像できるが、「競争(competition)」についてはやや疑問に思うくらい驚いた。三橋氏が言うには江戸時代には「切磋琢磨」なる概念はあったが、競い争って結果として勝ち負けを決める概念は無かったとのこと。どこかの小学校の先生が喜びそうな話である。外国との関係が複雑化する一方の現在、外国人労働者とか様々な問題が顕在化している。難しい話は休日に相応しくない。先日信州の友人宅で聞いた話も興味深かった。友人曰く平成の30年間に起きた変化で最も著しいのは「コンビニ」とのこと。車で相当走らなければコンビニが見つからないような田舎住まいの彼が言うくらいだ。ネットで調べてみると2017年統計で約5万8千店舗、平成元年統計は無いが取得可能な最古の値である1983年度では約6千3百店舗だから、30年前にあったかどうか確認の術は無いが数だけでも著しい増加だ。加えてその機能たるや、簡単に食品が買えるのみならず金融機関窓口であったり役場の窓口にさえなりつつある。正に「Convenience(形)便利な,使いやすい,手ごろな」そのものだから、これが無くては生活が成り立たなくなっている人も多いだろう。30年前に「コンビニ」なる日本語が我が脳中にあったかどうか既に記憶の外になってしまっている。明治30年頃の「競争」と似たようなものだろう。お偉い人に「新しい国造りを!」なん偉そうに叫んでもらわなくても、庶民にとって便利な事象は自然に国の形を変えていくものだ。

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