人間観察そして恋そして小説も

平野啓一郎著「本の読み方」読後感 

2018年07月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


平野啓一郎著「本の読み方」読後感 本を、特に小説は早く読む必要はなし。むしろ本気で読んでいるなら遅くなるのが当然。最初の方はその意義をつらつら書き並べている。私もそう思っているから流し読みしてしまった。 いよいよ本題だ。まず漱石の「こころ」森鴎外の「高瀬舟」の解説に入った。さすが平野啓一郎、的確に解説している。当たり前すぎる解説のようだが、端的に書き手の心情、読み手の心得を突いてきている。この解説力はすごい。前半は読み飛ばしてもいいが小説の分析はやはりぴか一だ。 続いてカフカの「橋」の解釈になる。これも見事だ。正解かどうかはわからないが納得のいく解釈だ。意味不明で難解な短編を鋭く分析する解釈してくれることにより、読書の楽しみを教えてくれる。 次に三島由紀夫の「金閣寺」の解説だ。これは通常的な解釈に終わっている。三島作品それ自体がテーゼの明確な作品だからしかたがないか。 次は川端康成の「伊豆の踊り子」視点の構成から誰の言葉なのか説明しているが、私には、さほど問題とは思えなかったが、まあ私の読みは浅いから。 続いて金原ひとみの「蛇にピアス」と、平野自身の作品、「葬送」比喩の使い方について書いてあるがここはあまりピンとこず。最後にフーコの「性の歴史1知への意志」ここでは難文を解析し簡単にする手法を説明しているが、これも大抵の人はしっているのではないだろうか。 結局平野啓一郎の名前に騙され、本書を取ったが、あまりに平板にし過ぎ、彼の良さが何一つ出ていない本になってしまったが、読む事に懐疑的になっている人には良書かもしれない。 決してダメな本ではない。得ることはあるはずだ。   にほんブログ村  本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)  【2018年新型】BeQu 鼻筋セレブα ノーズクリップ 鼻筋 鼻 高く 鼻 矯正 鼻プチ 1日30分の美鼻生活 説明書/保証書付 BQ-007

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