メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

日々是好日

生活と文化 

2018年07月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 メガ・バンクの決算について

 写真はオーストラリア旅行最終日の夜、ブリスベンでのクルージング・デイナー。その日は偶々グループ内に誕生月の人が二人もいて祝福を受けました。

 昨日は某メガバンクの前期決算内容及び、三か年計画の途中経過報告会に参加しました。超金融緩和でマイナス金利の下では収益環境は改善せず、前期決算は決算予想、当初計画より改善したものの、今期の業務純益予想は前期比マイナスとなる見込みとの事でした。前期市場部門では三井住友は株式のトレーディングで益出し、逆に東京三菱、みずほ銀行とも金利上昇による外国債券の損失が大きかったようです。

 三メガ・バンクとも国内店舗網の合理化に必死で、大量の人員削減(みずほ)や作業量の大幅削減計画(東京三菱、三井住友)を中期経営計画に盛り込んでいます。後者の二銀行はリテール部門での人員余力を国際部門などで吸収する計画で人員削減計画とはなっていません。この点リーマンショック以降の米銀のリストラにははるかに及ばず、邦銀の舵の切り方はまだまだ緩慢です。

 それを見越して株式市場でのメガバンクの評価は低く、時価総額世界銀行ランキングも、、第一位、JPモルガン、40兆円、第三位、BOA、32兆円に対し、邦銀は第20位、東京三菱、9,7兆、第35位、三井住友、6,3兆、第46位、みずほ、4,9兆となっています。決算発表後の三メガの株価も振るわず、実力対比株価は大幅過小評価されています。皮肉なことに自社株買が最大の収益チャンスとも取れます。

 最近ベストセラ―になっている「銀行員はどう生きるか」浪川攻著に、邦銀の国内店舗のリストラの先頭を走っていると好意的に紹介されている事から、三井住友銀行中野坂上支店にアポを入れ、急遽往訪し説明を受けました。これまで中野坂上支店を閉店し、新店舗は中野坂上駅に直結したビルの11階に100坪程の個人営業店舗に変わっていました。支店職員も35名程度から20名程度まで縮小し、個人営業に特化した運営になっています。支店長車もなく、食堂もない小型の店舗で更に合理化の余地がありそうです。

 銀行の存在価値は大きく変化してきています。伝統的な決済機能はテクノロジーの進化で決済手段が多様化、新規参入もあります。一方、国内市場は人口減もあり縮小します。しかしながらそもそも社会的な性格を持つ金融機関の使命は大きく、社会の変化を先取りし、新しい事業モデルを構築し、チャレンジし続ける組織が生き残ることになるのでしょう。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ