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武士の一分 

2018年07月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日は半夏生(はんげしょう)。
草の葉が名前の通り半分白くなって
化粧しているようになるハンゲショウを思い浮かべます。

と、言うことで深夜3時のベルギー戦は
白が半分だから、五分五分の勝負になりますね。
願わくば、勝利の女神は日本に微笑んで欲しい。
勝負は時の運、ガンバレ日本!

今日の映画紹介は「武士の一分(いちぶん)」。
BSプレミアムで2018年7月2日(月)21:00〜放送。
2006年12月に見た時の感想文です。

原作は藤沢周平の『隠し剣秋風抄』よりの
『盲目剣谺返し』。

山田洋次監督による藤沢周平原作の
時代劇三部作の三作目。
過去の2作は「たそがれ清兵衛(平成14年)」、
「隠し剣 鬼の爪(平成16年)」でした。

「たそがれ清兵衛」が父と娘の絆。
「隠し剣」が身分違いの若い男女の愛。
今回は夫婦の絆とテーマを上手に選んでいますね。

キャッチコピーは
”命をかけて、守りたい愛がある。”

三村新之丞(木村拓也)は、
最愛の妻・加世(壇れい)とつましく暮らす
海坂藩の下級武士。

”早めに隠居して、子供たちに剣を教えたい”と夢を語る。
笑いの絶えない平和な日々は、
藩主の毒見役をつとめて赤つぶ貝を試食して、
失明した日から暗転する。

盲目の日々に慣れた、そんな中、加世と海坂藩の
番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)との不貞を知る。

それは、加世が家禄を保つために、島田に頼り、
島田がこれ幸いと言葉巧みに加世をもて弄んだのだった。

新之丞は加世を離縁し、
”人には、
 命をかけても守らねばならない一分がある。”と
上司の島田に対して果たし合いを挑む。

前作同様、時代背景は同じですね。
山形弁の台詞も、ハンディキャップの人達の為の
字幕付きだったのでわかり易かった?

木村拓也の盲目の剣士役も盲目になりきり良かった。
特に中途で失明した目線の使い方が上手かったなぁ〜。

中間の徳平(笹野高史)の飄々とした演技が
暗い殺伐とした場面が多い中、息抜きになっていました。

山田監督の得意の自然の描写は細やかで「寅さん」同様、
人間を自然に溶け込ませた描き方は
日本人ならではの感性でしょう。

最後は涙無くして見られません。
ハンカチ片手に、“せば、見てがんしょ!”



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