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2018年06月17日 外部ブログ記事
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 映画「終わった人」を見てきました!

 オーストラリア・ゴールドコーストの二日、ノースクリフホテルで昼食。眼下にゴールドコーストの海岸線を眺めながらのフィシュ&チップも悪くありません。勿論地場のビールで乾杯しながら・・・

 秋田県能代で地域おこし活動で頑張ている、プラチナ・ギルドの会のメンバーから映画「終わった人」のエキストラに主演したとの連絡を受けました。小説「終わった人」をプラチナ・ギルドの会で紹介したのがきっかけのようですが、小説が非常に面白かったことから、昨日改めて夫婦でイオンシネマで映画鑑賞に出かけました。

 この映画は、大河ドラマ「毛利元就」、NHK連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」など、数々ヒット作を手がけた脚本家・内館牧子による同名小説を、舘ひろしと黒木瞳の主演、「リング」の中田秀夫監督のメガホンにより映画化したハートフルコメディです。映画の筋は原作通りですが、原作はあまりにも暗い感じに描かれているに対し、映画ではコミカルに仕上がっています。

 「大手銀行の出世コースから子会社に出向し、そのまま定年を迎えた田代壮介。世間からは「終わった人」と思われ、仕事一筋の人生を歩んできた壮介は途方に暮れる。美容師の妻・千草は、かつての輝きを失った夫と向き合えずにいた。壮介は「どんな仕事でもいいから働きたい」と再就職先を探すが、これといった特技もない定年後の男に職など簡単に見つかるはずがなく、妻や娘から「恋でもしたら」などとけしかけられたところで、気になる女性がいてもそう思い通りになるものでもない。しかし、すでに止まってしまったかに思えた壮介の運命が、ある人物との出会いから大きく動き出す。田代壮介役を舘が、妻の千草役を黒木がそれぞれ演じる。」

 私はこの小説(映画も)は非常によくできた作品だと思い、講演の依頼などがあれば、話題にしてきました。また、よく似た作品に主人公を商社マンにしたもの等もあります。「シニアの人格」を描いたPGの会員の作品も、定年退職後、「成仏」出来ないサラリーマンの悲哀を描いています。英才教育を受け有名企業に就職し、エりートコースを歩みながら、役員一歩前でレースから外れ退職または関連会社へ転出を命じられる悲哀です。

 日本の企業に雇用された従業員は、生涯まじめにその企業のために、家庭をの顧みず、滅私奉公するわけですが、その最後の姿は大なり小なり似通ったものです。私は「企業」とそこに働く「個人」の関係性に問題があると考えています。このような関係性の「個人」には「個人としての自立がなく、自己がないのです」。自分の務める企業のためなら悪いと思いながらも、なんでもするという関係性には違和感を覚えます。「滅私奉公」とはまさにこのことで、多くの企業人、官僚が場合により「自殺」さえいとわなかったのです。

 時代は変わり、最近のサラリーマンは「個人」や「自己」を大切にします。当然のことだと考えますが、未だに多くの企業の人材教育の現場は内向きで、評価の仕組みが古いままになっているのではないでしょうか。雇用のあり方、働き方について議論がされる中で、健全な労使関係が生まれることを願います。日々是好日。

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